ブローカーとは仲介人、仲立人を指す。
不動産会社は土地や建物などの不動産を紹介して手数料を得る。この仲介が本業である。そして管理会社というのは、その不動産会社の子会社もしくは別部門で設立された会社が多く、元を辿れば経営体質は不動産会社と何ら変わらない。
管理会社というのは、マンション管理に関わる業務を自ら行わない。下請け業者に丸投げし、そこから中間マージンを得る。まさにブローカーという名がふさわしい。
このように書くと業界反発を食らってしまうが、中身が伴っていなければブローカー以外の何者でもない。
業務の詳細を知らないフロントマン、全て下請け業者任せ、下請け業者への責任転嫁、裏リベート、これらが無くならない限り、ブローカーというレッテルを貼られても文句は言えまい。
決してブローカーという職業を批判しているのではない。管理会社がブローカーであっては困る、それが言いたいだけだ。
マンションなどの管理物件を持っていれば、仕事には困らない。個々の業務の原価に利益を乗せるだけで商売が成り立つのだから、本当に楽な商売だと思う。
管理物件を持っていれば、多くの紹介料が手に入る。だから管理会社は管理物件を躍起になって増やしている。
中身の伴わないものに対して管理組合はお金を払っている。管理組合、そして個々の所有者はそれに気付くべきである。
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