管理会社は取引先業者から信用されていない。言い方を変えれば、嫌われている存在である。
仕事をもらえるから付き合っているだけ、これが業者側の本音ではないだろうか。
管理会社の業者への接し方、顧客である管理組合の接し方が結局は自身の評価となって返ってくる。
信用されない、嫌われる原因を管理会社自身が作っているように思える。
半世紀を超えるマンション管理業界において、未だそれに気付いていない。というか、それ自体を問題視していない。
それだから体質が変わるはずもなかろう。
管理会社の悪態(内情)を管理組合に告げる業者が中には存在する。特に金絡みのタレコミが多い。
10万円の工事を業者には半値の5万円で請け負わせ、5万円をピンハネする。これでは愚痴どころか業者との信用など築けまい。
業者はこれらの行為を知っているから信用しないわけだ。
それは私の管理会社時代に密かに陰口を叩かれ、そして業界を去った後に本音の言葉を数多く聞いた。
更に建設会社時代には、管理会社に対する愚痴が社内でも多く飛び交った。
力関係でものを言わせるのが管理会社である。上から頭ごなし、中身の伴わない元請け、金絡み、これらが嫌われる原因になるだろう。
全ての管理会社がそうとは限らないが、この記事を読んで同情する業者はきっと多いと思う。