大規模修繕

大規模修繕|癒着の実態を暴く!

2017年8月5日

 

大規模修繕の業者間の癒着って本当に存在するのか?もしその回答権が私にあるのなら、はっきりとこう答える。

 

癒着は当り前に存在する!

 

健全に地道に業務を全うしている設計コンサルタント、建設会社もいらっしゃる。だが、このような悪態を晒す業者がいるのは紛れもない事実である。

 

私は建設業界、そしてマンション管理業界にいたから、これまで汚染された業界の裏側を見てきた。NPO法人の賛助会員の中にもその汚染された企業の名が連なる。

 

何が正しくて、誰を信用すればいいのか、正直分からなくなった。だから、私はこれらの業界に嫌気を覚え見切りをつけた。

 

会社に不正を指摘すると「きれいごと」だと罵られた。善意ある者なら、会社からそう言われたら「消える」しか選択肢はなかろう。

 

お金というのは生活する上では欠かせない。だが、お金というのは汚い人の手に渡れば「汚いお金」「あぶく銭」と化す。

 

そのような悪態を晒す企業は一掃に淘汰されるべきであろう。



癒着の実態

よその会社の社員に成りすます。そんな馬鹿げたことが実際に起きている。顧客である管理組合を騙す、これが癒着の中に存在する。

 

酷い話に思えるだろうが、実際にそのようなことが起きている。今年平成29年1月27日に国土交通省から通達が発表された。

 

その通達内容はこちらだ。👇

国土交通省通達「国土建労第1021号」

 

これは氷山の一角である。大規模修繕の関係業者に対しては、過信するのは禁物である。

 

そんな不浄な業界にも、善意を貫く実直な設計コンサルタント、建設会社は存在する。その企業の経営者の考え方が見極め方のヒントとなろう。

 

<関連記事>

▶ 大規模修繕|建設会社時代のエピソード

▶ マンション大規模修繕|関係業者は全て敵だと思え!

▶ 間違いだらけのマンション大規模修繕!

 

 


 

-大規模修繕

執筆者:

関連記事

分譲マンション|2回目の大規模修繕は設計管理方式は不要?

1回目の大規模修繕では主にコンクリート躯体の修繕、外壁や鉄部の塗装部分の塗替え、屋上防水の補修、床防水の補修、シーリングの取替などが基本となります。 2回目の大規模修繕は、築後20年を超えるため、1回 …

マンション大規模修繕|実数精算の注意点!

  マンションの大規模修繕の見積もり段階で「実数精算」という言葉を見聞きしますが、この精算方法については、特に注意が必要です。今回これをテーマに取り上げます。   実数精算とは 大 …

大規模修繕に関わる3つの保険|続編

  マンションの大規模修繕に関わる保険は大きく3つある。 1.大規模修繕工事瑕疵保険 2.工事保険 3.傷害保険 いずれも大規模修繕を行う上で、管理組合が知るべき保険である。前回の続編になる …

大規模修繕の決議要件について

  2002年の区分所有法の改正により、「共用部分の変更」の定義が変わった。この改定の背景には、建物の維持保全には欠かせない大規模修繕の円滑な実施を図る、その目的がある。 <改定前> 区分所 …

マンションのひび割れの原因について

  マンションなどの建物の老朽化、これは全ての建物が持つ宿命であり、避けては通れない問題である。 マンションは、建設されているときから既に老朽化が始まっている。建物をよく人間に例えるのだが、 …




 プロフィール

くるみ

くるみ

著者:kurumi

マンションデべロッパー、デべ系管理会社、建設会社勤務を経て、2004年に管理会社設立。
2017年に業界を離れ、今はフリーランスとして活動しています。
元業界人がマンション管理についてしがらみ抜きでガチで語っているので、是非読んでみてください。

 ブログ内検索
 カテゴリー