大規模修繕

大規模修繕|建設会社時代のエピソード

2017年12月26日

 

マンションの大規模修繕は業者間の癒着・談合は当たり前!

 

 

私は建設会社時代に呆れた業界の実態をそこで見てきた。マンションの大規模修繕の裏側というのは本当に醜いものである。

もし自分のマンションの大規模修繕がこんな風に行われるとしたら…

当時を振り返ると背筋がゾッとする。



建設会社時代のエピソード

某マンションの大規模修繕の設計監理を担うコンサルタントは大手管理会社に決まった。そして施工会社の公募が開始された。

本来ならこの公募には参加しない。なぜなら、仕組まれた公募に参加しても意味を持たないからである。

仕組まれた公募?

そう、冒頭で語った癒着・談合、それがあるからだ。

私の建設会社時代の肩書は営業部長だった。私の営業スタンスは管理組合から直接工事を受注することにある。だからと言って、管理組合に直接営業を行ったりはしない。

ホームページからのお問い合わせ、一般公募による参加、そして営業のやりがいを肌で感じれるリピートおよび紹介である。

だから、管理会社に対して頭を下げることは一切しなかった。同業者から見れば営業失格に映るだろう(笑)。

私は癒着が大嫌いである。卑怯・卑猥な手段にしか思えないし、価格談合は民間だから許されるべきことではない。筋の通らない曲がったことが大嫌いな人間である(笑)。

癒着・談合は絶対に許せない!

 

管理会社がコンサルタントの場合、既に決まった施工会社が存在する。付き合いのない建設会社は敬遠される。そこで建設会社によっては、管理会社へ営業の挨拶に行くこともある。それが癒着の温床と化す。

発注者は管理組合であり、管理会社は施工会社を決める権限などない。なのに理解に苦しむ慣習というのがそこにある。

そしてコンサルタントの言い方ひとつで付き合いのない建設会社は排除されたりもする。

☞ 工事金額が一番低ければ、一番低いという理由で外す。

☞ 何かと理由を付けて外す。

そこには管理組合の意思とは関係なく、コンサルタントの一言(意思)によって排除されてしまう。

コンサルタントの発言というのは、管理組合の意思決定に大きく左右される。私が建設会社時代にこの一言によって排除されたことが幾度もあった。

これはコンサルタントが管理会社のケースだけとは限らない。設計事務所などのコンサルタントにも言えることだ。

適正金額で提出した見積もりでも、見積金額はコンサルタントの手に掛かればいくらでも操作はできるから、「工事金額が一番低い見積業者は外す」、これを条件に定め、その業者に仕立て上げ排除することもできる。この見積金額の操作、これこそが癒着の実態である。

知人の紹介(推薦)があったから、断りきれずに公募に参加したのだが、予想通りの施工会社に決まった。コンサルタントが決まればどこの施工会社になるのか大方の察しはつく。公募というのは建前でしかない。そこを管理組合は見抜くべきだと思う。

コンサルタントは中立的な立場でなければならない。そして管理組合の意向を聞き出させる役割を担う。一方的に推し進めるコンサルタントは個人的には疑わしく思える。

建設会社(施工会社)の悪口が出たら要注意である。

No!癒着・談合

これをきっぱり公言できるコンサルタントに委託された方がいい。口頭だけではなく設計監理委託契約書にも一文設けるべきだと思う。

これから大規模修繕を実施される管理組合の皆さまにとって、短い記事だが何か掴めるものがあれば幸いである。

 

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