大規模修繕

マンション修繕工事|安全性を優先すべき!

2017年9月15日

 

マンションの建設、その後の修繕工事において、意匠や機能も大切なことではあるが、一番に優先すべきは「安全性」だと思う。

私はデベロッパー、そして建設会社でマンション建設、修繕工事に携わってきたが、業者側の安全性に対する意識が低すぎる、これが実情である。

特に設計事務所に置かれては、意匠重視、これは昔からいえることだが、デザインや機能が優先され、そして最後に安全性、そんな順序でモノづくりがなされている。

マンションで多く使用されている天然の石材、高級感があるから人気が高い。石の表面に光沢が出るように加工されている。これらが床面に使用されると滑って転倒する恐れがある。特に雨天時には滑りやすい。これは天然ものに限らず、タイルなどの人工石にもいえることだ。

 

そんな石材が意匠重視で今でも使用され続けている。危険が潜むのは床面だけではない、壁面にも危険が潜む。

詳しくはこちら☞ 分譲マンション|外壁のタイルの剥離は危険

石材をモノつくりに使用することを否定しているのではない。用いるのならもっと安全性を重視すべき、そこが言いたい。

マンション(管理組合)によっては、床面の石材やタイルに滑り止めの処理(コート剤)を施すケースが見受けられる。これは安全性への配慮が目的である。こうした配慮が作り手に欠けているから、管理組合が余計なコストを負担しなければならない。

マンションの安全性について、他にも個々に気になるところがあると思う。

マンションの修繕工事、今度は管理組合が作り手になる。色んな仕様について決めなければならない。全てに言えることだが、最優先されるべきものは安全性である。前述の作り手を反面教師に捉えれば理解できよう。

定期に行う大規模修繕は十数年周期で実施される。普段生活する中で、不便に感じること、危険に感じることなど個々に色んな意見があると思う。

安心してみんなが住みやすいマンション作り、それを実現するために住人の皆さんで知恵を出し合い考えてほしい。

 

 

 


 

-大規模修繕

執筆者:

関連記事

マンション大規模修繕|手抜き工事はこうして生まれる!続編

  平成20年9月に発生したリーマンショック、不動産業界・建設業界に多大な悪影響をもたらした。 マンションデべロッパーの相次ぐ倒産により、新築分譲マンションの建設は、平成19年のピーク時の半 …

大規模修繕の決議要件について

  2002年の区分所有法の改正により、「共用部分の変更」の定義が変わった。この改定の背景には、建物の維持保全には欠かせない大規模修繕の円滑な実施を図る、その目的がある。 <改定前> 区分所 …

マンション大規模修繕工事|施工業者の選択のポイント!

  マンションの大規模修繕の施工業者を決める際に、どこに依頼すれば良いのか?意外と悩んだりもする。多額のお金が掛かるわけだから、慎重になったりもするだろうし、発注する側の管理組合にとっては後 …

マンション大規模修繕|実数精算の注意点!

  マンションの大規模修繕の見積もり段階で「実数精算」という言葉を見聞きしますが、この精算方法については、特に注意が必要です。今回これをテーマに取り上げます。   実数精算とは 大 …

マンション大規模修繕|数量のトリック!

  修繕工事などの見積書を確認する際に、金額の方にだけ目が向けられ、数量というのは軽視されがちです。実は数量というのは、金額の算定の基準になるため、とても重要なんです。 数量×単価=工事金額 …




 プロフィール

くるみ

くるみ

著者:kurumi

マンションデべロッパー、デべ系管理会社、建設会社勤務を経て、2004年に管理会社設立。
2017年に業界を離れ、今はフリーランスとして活動しています。
元業界人がマンション管理についてしがらみ抜きでガチで語っているので、是非読んでみてください。

 ブログ内検索
 カテゴリー