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建物・設備関連

マンションのメーターボックス内に水漏れ原因が潜む!

2017年9月13日

マンションの水漏れというのは、どのマンションにも起こり得ることだ。私が管理会社に勤務していたころ、毎年どこかのマンションで水漏れ事故が起きていた。

水漏れの原因の多くは、建物や設備の不備(不具合)によるものだ。水漏れ事故というのは、新築マンションにも当然に起こり得る。

住み始めてしばらくすると水漏れが発覚、そんなことも実際に起きている。これはトイレの汚水やキッチンや浴室などの雑排水も同じである。これらは主に配管の接続不良によるものだ。

水漏れには必ず原因がある。今回、意外と知られていないメーターボックス内に潜む水漏れの原因について綴りたい。

 

 

メーターボックス内のここに注意

メーターボックス内には、量水器、給湯器、給水管、減圧弁などの給水設備が設置されている。マンションによっては浄水器が設置されていたり、浄水器を個々で設置するケースもある。また、住戸によっては、共用水栓が設置されていたりもする。

給水設備の接続不良、経年劣化、共用水栓なら使用時のホースの接続不良、そして使用後の閉め忘れによる水漏れが起こり得る。

地震が起因するケースもあるだろうし、雨水が起因するケースもゼロではない。

メーターボックス内の床面は、一般的に防水加工が施されていない。扉があるし、底上げしているから不要ということなのだろうが、実はそこが盲点なのだ。

現在主流となっている設計仕様は、外からの水の侵入は防げるのだが、冒頭の給水設備や共用水栓に起因する水漏れを想定していない。経年劣化や使い方によって起こり得るリスクまで想定しきれていない、そこが新築時のことしか分からない作り手の未熟なところといえる。

有能なデべロッパー、設計士は失敗から色んなことを学び、それが次の物件へと活かされる。なので、多くを経験してきた者は、建物への配慮が全然違うということだ。

新築マンションによっては、メーターボックス内の床面を次のような仕様にしている。

▶ メーターボックス内の床面の仕様(良い施工例)

①床面の勾配を内側から外側へ水が流れる構造にしている。

②床面と立上げ部分に塗膜防水を施している。

①補足

メーターボックス内に水が溜まらないように外側(扉側)へ向けて勾配を設ける。この勾配になっていれば、最悪水漏れが起きても水が床面に滞留せずに外側へと流れる。これが正しい施工方法である。

配慮のないマンションは、水平もしくは逆勾配(内側への傾斜)になっている。これでは水漏れを助長しているようなものだ。

私はマンションのここを見て、デべロッパー、施工会社、設計事務所の良し悪しを判断している。

 

 

②補足

マンションの建築実績のあるデべロッパー、施工会社、設計事務所であれば、更に床面に塗膜防水を施す。住戸内への水漏れは絶対に起こさせない、そんな気迫が感じられる。



皆さんが住むマンションのメーターボックス内を一度覗いてみるといい。どのように施工されているのか…

 

給水設備が収納されているメーターボックスへの配慮、そこを見るだけで施工の良し悪しが判断できる。

特に共用水栓が設けられているメーターボックスは注意が必要である。清掃時にホースが外れることもあるし、水栓の締め忘れも人間がやることだから起こり得ることだ。

大規模修繕の際にモルタルを敷設して勾配を設ける、その上に塗膜防水を塗布する、この改善も必要だと思う。

床面が逆勾配になっている、塗膜防水が施されていない、それが瑕疵かと聞かれたら、瑕疵だと断定できるものではない。だが、共用水栓が設けられているメーターボックスは、人為的ミスで漏水が起こり得るから、もし逆勾配になっているのなら、デべロッパー側に要請し改善(手直し)してもらう余地はあろう。

 

 


 



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