管理組合が変わらない限り、何も変わらない!

管理会社

マンション管理業界が築き上げた一つの失態!

2017年12月25日

 

分譲マンションを専門とする管理会社は昔から存在し、今日においてもマンション管理組合にとって必要な存在である。管理会社を率いるマンション管理業界は半世紀以上の歴史があり、必要だから今なお存続している。

だがしかし、マンション管理業界が長きに渡り築き上げてきたひとつの大きな失態というのがこの業界にはある。

「マンション管理の主体は管理組合にある」「マンションの管理運営を支援する」、そう言いながらも素人である管理組合に対して、マンション管理について教えてこなかった。

近年においては、マンション管理に関する情報が簡単に入手できる時代へと変わり、管理組合が自力でマンション管理を学ぶ機会が増えた。そこには2001年に創設されたマンション管理士の存在が大きい。

マンション管理士が国によって創設された意味を知れば、マンション管理業界のこれまでの失態が理解できよう。

マンション管理を教える人がいない」、それがマンション管理士が創設された意義である。



管理会社が行う業務は、「教える」ではなく「代行する」である。視点を変えれば、管理組合がマンション管理について学べば、管理会社の存在意義(必要性)が薄れる。だから意図的に教えてこなかった。

ここで言う教えとは、管理組合とは、総会とは、理事会とは、理事役員の業務とは、監事の業務とは、これら「マンション管理の基本となる教え」のことを言っているのではない。多くの管理会社は、この基本は教えているだろう。

奥深くて重要かつ適正なもの、「管理組合の管理運営の在り方」についての教えである。

管理組合と管理会社は、利益相反の関係にある。これが存在する以上、教えることはしない。というか営利企業である以上それはできない。

コスト削減=管理会社の売上・利益の減少

価格の適正化=複数の相見積もりによる価格競争

これらは管理会社にとって都合が悪いからに他ならない。

これまで教えることをしてこなかったから、管理会社主導の管理体制が生まれ、無関心、管理会社任せ、自主性を喪失させる「間違いだらけのマンション管理」が構築されてしまった。これこそが管理会社が理想として築き上げたマンション管理の在り方ではないのか。

身近にいてマンション管理が学べない、それが管理会社だと言える。

代行してもらうのは、管理組合にとって煩雑さが解消されるから一見すると楽に思える。だがしかし、そこには「間違いだらけのマンション管理」が存在する。

この「間違いだらけのマンション管理」については、このブログのタイトルになっているのだが、2017年4月1日にブログを始めて、気付けば240の記事数になっている。書いても書いてもまだ書き足りない(笑)。

 

このブログに書いている記事の全ては個人的な意見である。そこを承知して読んでもらえたら幸いである。

 

 

 


 



-管理会社

執筆者:

関連記事

妨害行為から見えてくる管理会社の素顔!

  妨害行為とは、邪魔をしたり、妨げたりする行為を指すが、この妨害行為がマンション管理の現場でも横行している。 ビジネスにおける妨害行為は決してあってはならない。フェアーでないのはもちろんだ …

管理会社の多くは本業では成り立たない!

  管理会社は本業に徹するべきだ! これは管理組合側の意見である。そんな声を最近よく耳にする。 私の住んでいるマンションを振り返れば、全くその通りだと思うし、実際に管理会社には本業のみ委託し …

マンション管理会社は今後どうなる?

  マンション管理会社は全国に2,000社以上存在する。そして数千の管理組合から管理を受託している大手の管理会社もあれば、数棟の管理組合から管理を受託している零細な管理会社まで様々である。 …

デべロッパー系管理会社がダメな理由!

  デべロッパー系管理会社がダメな理由、ネット上には多くの情報が出回っている。このブログサイトでも色々と語ってきたが、実際にこのデべロッパー系管理会社で働いてみないと、真意というものは分かる …

フロントマンの担当組合数から見えてくるもの

  近年、管理会社のホームページや管理会社変更の際のプレゼン資料などに、「フロントマンの担当組合数を10組合以下とし、徹底した管理体制を構築しています」、そんなフレーズが多く用いられている。 …

余白




余白

余白

プロフィール

著者:kurumi

元業界人がマンション管理について本音で語るブログです。

閲覧記事ランキング

カテゴリー

アドセンス広告




pagetop