先週の日曜日、私の住むマンションで民泊の是非を話し合うための理事会が開催された。一般組合員も自由参加となる理事会(公開理事会)であったが、今の理事長からオブザーバーとして理事会に是非出席してほしいと言われ、当日近くの公民館へ足を運んだ。
参加者は13名、理事が4名、監事1名、そして私を含め一般組合員が8名であった。そして管理会社のフロント担当者とその上席者2名が出席された。
フロント担当者は今年大学を卒業したばかりの新人である。本来なら「ベテランの担当者に代えてほしい」そのように思うところだが、私の息子も今年の春に大学を卒業したばかりの新米ビジネスマンだから、息子と重なる部分があって、親心として見守る、そんな感情になってしまう。
新人だからその上席者が同行していたのだが、当初の会議時間は1時間30分、それが3時間の長丁場の理事会になった(笑)。
公民館の会場時間に制約があったため、途中で会場がマンションのエントランスホールへと変わった。そして寒いエントランスホールで約1時間20分の話し合い。お腹は減るし、手足が震え凍えそうになった(笑)。
この理事会の感想、読者の皆さんには言わなくても察しがつくだろう。
理事会では「民泊は全面禁止」となった。来年1月に臨時総会を開催してそこで管理規約を改定する予定である。おそらく反対者は出ないと思う。
なぜ、理事会が長くなったのか、本題の民泊の議題の後に5つの議題があった。給水ポンプの交換、水漏れ事故の対応、長期滞納者の対応問題、ペットの飼育のクレーム問題、管理会社の介護事業のサービス提供の話、これだけで2時間はかかった。
議題のボリュームを考えたら2時間以上はかかるのだが、1時間30分の予定時間をどのようにして算定したのか理解し難い。
理事会をマメに開催していないから、たまの理事会に一極集中してしまう。これはよくある光景ではないだろうか。
民泊の話と聞いて参加したのだが、結局最後まで付き合う破目になった(笑)。一般組合員は傍聴と多少(?)の意見のみ、採決に参加できないと正直苦痛に感じる。
会合がすこぶる長くなると集中力が欠けてしまう。3時間30分の会議に果たして意義があるのだろうか。
これは管理会社の都合による理事会の典型だと思う。
それと話し合いに用いる資料がない。口頭での報告が多かったから、参加者から色んな質問が出た。事前に理事会議案書を配付するように総会で何度も要望していたのに、今回も当日配付された。
私は理事会開催時にそれを指摘したのだが、「民泊の話し合いが今は多いからすみません」、「バカヤロー」と新米フロント担当者に言いそうになった。管理会社は決してこの「忙しい」を公言してはいけない。それは「言い訳」にしか映らないからだ。
誰もが忙しいから、マンション管理を管理会社に委託している。履き違えては困る。
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