総会・理事会

マンション管理組合|理事会に与えられた使命とは!

2018年1月29日

 

マンションの良し悪しは管理会社で決まる。この言葉をよく見聞きするのだが、確かにそれも一理あると思う。だが、管理組合という存在がありながら、管理会社にその良し悪しを決められては本末転倒になろう。

私は、マンションの良し悪しは理事会で決まる。そのように思うのだが、皆さんはどのように思われるだろうか。

管理組合の形骸化、これは昔から問題視されていることだが、どのマンションにおいても少なからず、マンション管理に前向きな考え方を持たれている方はいらっしゃると思う。

失礼な言い方になってしまうが、無関心層の比率が圧倒的に多い。それが形骸化の要因になっているのではないだろうか。

形骸化といっても、毎期役員決めが行われ、理事会というのは存在する。ここで重要なのは、理事になられた方は「何をなすべきか」、ここがマンション管理の良し悪しに深く関わってくると思う。

この理事会が機能していなければ、全てが管理会社任せとなり、結局はマンション管理の良し悪しは、管理会社によって決まるということになる。

理事会に自分たちの意思がなければ、管理会社の言われるがまま事務的で形式的なマンション管理が行われるようになる。



理事会は、組合員を代表する組織でもある。なので、理事にはその自覚が必要になるだろうし、理事会の活動の在り方によって、マンションの良し悪しが決まる、この認識を持つことが必要ではないだろうか。

会計チェック、滞納者の対応、マンション管理に関わる問題点の対策と解決、マンションの状態の把握、より良いマンションにするための検討や提案など、やるべきことは山ほどある。

これらは管理会社がやってくれる、それは間違った考え方だと思う。

管理組合の立場で自分たちのマンションのことを真剣に考えてくれる管理会社はこの世に存在しないと思う。このように書くと元業界人として切なく思える。

管理委託契約書の規定に沿って事務的に行う、それが管理会社が行うマンション管理である。そこには「真剣さ」とか「マンションのために」という概念はない。それを持てるのは当事者しかいない。

この考え方のギャップがこれまで色んな問題を生んできた。「管理会社からの提案がない」「なぜ対応してくれないの」、管理会社によっては、言われたことに対して顧客だからと断りきれずに受けたはいいが、曖昧な対応になったり、状況によっては放置することだってある。

理事会は、管理会社の言われる通りに事務を行うのではなく、理事会が管理会社に対して指示を出す、分からないことがあれば積極的に質問したり助言を求める、この考え方が重要ではないだろうか。アクションを起こすのは理事会側だと思う。

理事会が真剣に自分たちのマンションのために行ったことは、多くの組合員の方が賛同してくれると思う。そして協力してくれる。その逆の場合はどうなのか、それが想像できれば、理事会としてやるべきことが理解できると思う。

 


 

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 プロフィール

くるみ

くるみ

著者:kurumi

マンションデべロッパー、デべ系管理会社、建設会社勤務を経て、2004年に管理会社設立。
2017年に業界を離れ、今はフリーランスとして活動しています。
元業界人がマンション管理についてしがらみ抜きでガチで語っているので、是非読んでみてください。

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