2021年4月中旬頃から、急激に新型コロナウィルス感染者が増え、地域によっては、3度目の緊急事態宣言が発例されていますが、コロナ禍がいつまで続くのか、ここまで長引くと様々な面で心配になります。
最近、身近なところで感染者が出たとか、感染された方が亡くなられたという話を聞きます。少し前に書いた記事に取り上げましたが、急患の受け入れ先の病院が無く、たらいまわしにされたという話、もっと現実を知れば、コロナ禍における危機感は大きく変わると思います。
怪我をしたり、具合が悪くて病院に行っても直ぐに診療してもらえないという実情がそこにあります。受け入れ側の病院の立場も十分理解はできますが、早く正常な状態に戻ることを願うしかありません。
そんな最中、理事会とか総会の開催を延期すべきか、予定通り決行すべきかの判断は、関係者にとって頭の痛い問題です。
昨年の通常総会で難しい議題を先送りにした管理組合もあるでしょうし、そこで今年の総会も先送りにするのか、議題にもよりますが、そこは難しい判断になります。
でも全てに言えることですが、命ありきで物事を考えるべきだと思います。
緊急事態宣言が発令している地域では、敢えてこの時期に理事会とか総会を開催し、人の集まる場を設ける必要性はないように思えます。国は緊急事態と判断し、その対象地域の皆さんに自粛を呼び掛けているわけですからね。
緊急事態宣言が発例されていない地域でも、出来得る限り人が密集する機会は自ら設けるべきでない、そのように感じます。これまで緊急事態宣言、解除の繰り返しで、結局のところ終息に向かわずに感染拡大しているのが実情です。コロナ禍が長引いて良いことなどひとつもありません。
マンション毎に色んな事情とか考え方があると思いますが、感染リスクを最小限に抑える努力、これも集団組織たる管理組合の重要な役割だと、個人的にそのように感じます。