消費税の値上げ、保険料の値上げ、資材の高騰、光熱費の値上げ、管理委託費の値上げなど、分譲マンション管理組合の管理費会計の支出は増加傾向にあります。
そこで管理費会計が逼迫し、管理組合によっては赤字に転落するところが出てきます。単年だけではなく恒常的な赤字に転落すると管理費会計の繰越残高は減り、そうなると管理費等の収入を増やすか、支出項目の見直しが必至です。
そこに問題意識を持てれば良いのですが、単年の決算書だけでは中々見抜けません。なので、長期的な収支表を作成してみると理解が深まります。(3年前に書いた記事がありますので、興味があれば読んでみてください。👇)
管理費会計の長期収支計画を策定すべき!
私の住んでいるマンションは、築年数が20年を超えているため、ここ5年ほどで保険料が大幅に値上げされました。
これまで健全だったはずの管理費会計が、ついに恒常的な赤字に転落し、数年後には繰越残高がマイナスになります。(管理費の値上げは必至)
2回目の大規模修繕が数年後に控えていますが、工事費の高止まり、資材などの高騰、人手不足、コロナ禍における工事実施の乱れなどで、計画時期の判断がとても難しく思えます。
今の修繕積立金で果たして足りるのか、そんな不安を抱えていますが、工事金額も実施時期も、業者側の都合に合わせなければならない、今はそんな時代なのかも知れません。
大規模修繕の設計監理を行っている代表者の知人に話を聞くと、今は仕事が忙しくて、新規の受注は難しく、急ぎの案件は断っているとのことです。
これまでは管理組合が業者を選ぶ、それが業者側がマンションを選ぶ、そんな時代に変わりつつあります。そこにも注意を要します。
家計においては、ガソリン代や光熱費、食料品などの生活必需品が値上げになっています。これまた深刻な問題です。
近所の行きつけのラーメン屋さんも一杯100円値上げになりました😢
収入は増えないのに、物価が上昇するのってかなりしんどいです。なので、我が家ではガソリン代の節約を兼ねて、安い通販サイトのネットショッピングとか特売日にまとめ買いをする機会が増えました(笑)。
いつものごとく横道にそれましたが、くれぐれも管理費会計の収支にはご注意ください。