マンション生活を送る中で、意見とか要望、相談事などが生じた場合、どこに連絡すればよいのだろうか?
分譲マンションの場合、管理組合という組織が存在するのだが、そのマンションを管理している管理会社に連絡するのが一般的かと思う。
しかしながら、管理会社に連絡しても、内容によっては回答が得られないこともあるだろう。
「管理組合の理事長、理事会に相談してみます」、「意見があれば今度開催される理事会に出席して述べてください」、管理会社からそんな回答が返ってきたりもする。
この段階で既に面倒に思える(笑)。
マンションは管理会社のものではないから、早い話、管理会社には決定権がない。明確に規約などのルールがあるのなら、それに基づく回答はできるだろうが、グレーゾーンの話になると直ぐには答えられない、それが管理会社である。
本来なら管理組合に直接言うのが近道(筋道)かも知れないが、素人で結成された組織であって、役員もまた持ち回りなのでマンション管理に関する知識を持ち得ないから、回答には時間が掛かるだろう。
結局のところ、理事長や理事会に相談しても、管理会社に相談するといった堂々巡りが繰り返され、回答を含め物事の取り決めには時間が掛かる。
伝言ゲームから学べること
伝言ゲームという遊びがある。
集団グループが一列になり、列の先頭の人に元となる一定の言葉を伝え、伝えられた人はその言葉を次の人に耳うちし、それを最後の人に伝えるまで繰り返し、最後の人は自分が聞かせてもらったと思う言葉を発表し、元の言葉と発表された言葉が一致するかどうか、またどの程度違っているかを楽しむ遊びである。
A氏 ▶ B氏 ▶ C氏 ▶ D氏 ▶ E氏
人の記憶というのは当てにならない。なので、人に伝達するうちに話がすりかわる。これが面白いからゲームになる。
これをマンション生活に例えると、マンション生活を送る上で意見とか要望、相談事が生じた場合、口頭で告げた場合、受け手が多く存在するとしたら、正確に話が伝わらない、このような事態を招いたりもする。
なので、伝達方法として口頭よりも書面(手紙)やメールの方が行き違いを防げる。
過去に私の住んでいるマンションで、管理会社に対して私が口頭で伝えたことが、正しく伝わっていないことがしばしあった。そこでトラブルになることもあった。
そこで、管理会社に対してはメールや手紙を出すようにしている。身近にいる管理員さん、理事長さん、理事さんは、直接当事者と会って話すようにしている。
伝言とか伝達というのは、受け手の解釈の仕方で異なったものになる。伝達していくうちに全く異なる話が出来上がってしまう。そこが本当に怖い。
噂話も同じことが言える。
人の記憶って本当に当てにならない。年を追うごとに何かと忘れがちになるから、必ず重要なことはメモを取るようにしている。
そして外出時に、携帯持った、家の鍵持った、財布持った、これを口にして指差確認を行っている(笑)。今では家内も同じことをやっているので、互いに年をとったなとつくづく感じてしまう今日この頃である(笑)。
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