管理会社

マンション管理会社変更|引継ぎは重要です!

2020年1月14日

 

マンション管理会社を変更する際に注意すべきこと…

そのひとつに、「マンション管理の引継ぎをしっかり行うこと」が挙げられます。

新たな管理会社が自分たちのマンションを熟知しているわけではありません。そこでこの引継ぎの在り方が問われます。今回、この引継ぎの重要性について語らせていただきます。

 

引継ぎの重要性

新たな管理会社への引継ぎが上手になされないと、マンションの管理運営や私生活において支障を来したり、状況によってはトラブルを招きます。いくつか例を挙げます。

管理員業務におけるトラブル

管理員が置かれているマンションでは、何か問題が起きた際に身近にいる管理員に相談したり頼ることもあるでしょう。

そこでトラブル事例として多いのが、前任の管理員と後任の管理員の対応の違いです。それに気付き違和感を覚えるのは、そう身近にいる居住者の皆さんです。

管理会社が変わると管理員の教育指導の在り方や業務仕様も変わります。以前の管理員はやってくれたのに今の管理員はやってくれない。

これは管理員の日常清掃にも言えることです。清掃の範囲や清掃の仕方が以前とは異なるケースにトラブルが潜んでいます。

そこで管理員に話を聞くと、管理会社から指導がなされていなかったり、フロント担当者から「やらなくていい」、そんな言葉が出たりもします。

 

居住者からすれば言い訳にしか映らず、そこに不満が生じ、トラブルに発展したりもします。

なので、業務仕様の確認(ヒアリング)と新管理会社への引継ぎは十分に行う必要がありますし、これまでやってきた業務との相違点があれば、事前に居住者へ周知することも大切です。

特に契約書に記されていない業務の詳細部分には注意が必要です。

 

漏水事故におけるトラブル

漏水事故が起きた際に、過去の情報履歴は必要になります。それを知っているのと知らないとでは対応のスピードが違ってきます。例えば、このマンションは給湯配管からの漏水が多い、過去にそのような漏水事故が多発していれば、まずそこから漏水調査が行えます。

やはり今回も「給湯配管からの漏水だった」ってことが多いのですが、それを知らないと漏水原因に行き着くまで時間が掛かります。これにより被害が拡大したりもします。

 

管理会社が変わると情報が途絶える。そこに注意を払う必要があります。なので、マンションの漏水事故の対応記録なども引継ぎの際には必須です。



管理会社任せは禁物

管理会社同士の引継ぎは書面によるものがほとんどです。そこでは事務的な引継ぎがなされ、解約される方の管理会社は最低限のことしかやりません。そこで十分な引継ぎがなされないのが通例です。

なので、管理組合が次の管理会社に引継ぐ、そして引継ぎに必要な書類や伝達内容を管理組合自身が把握する、この考え方を持つことが大切です。そこに気付けば、日頃の管理の在り方が変わってくると思います。

私たちのマンションは関係ない…

果たしてそうでしょうか?

近年、管理会社からの解約申し入れが増えています。管理会社の合併や事業撤退も増えています。そこで変更を余儀なくされることだって起り得ます。管理会社は知ってても、自分たちは知らない、これが通用しない時代に変わっています。

管理員が現在どのような業務を行っているのか、修繕履歴はきちんと整備されているのか、そこに気付く必要があります。

大規模修繕を実施する時や長期修繕計画を作成する時に修繕履歴は必要になります。詳しくはこちらの記事👇

▶ マンション管理|修繕履歴は一覧にまとめ保管しておくべき!

この修繕履歴の整備を疎かにすると、いざ必要な時に過去の書類を漁り、そこでかなりの時間を費やしますし、書類の紛失にそこで初めて気付いたりもします。そんな状況下で管理会社が変われば知らないことだらけになります。

引継ぎの際は、マンション管理に必要な情報を新たな管理会社に伝達できるよう、前もっての準備は欠かせません。そこで慌てないために、日々の管理の在り方について見つめ直す必要があるかも知れません。

私見になりますが、この記事で何か感じていただければ幸いです。

 








-管理会社

執筆者:

関連記事

これだからマンション管理会社の評判が悪い!

  マンションの管理組合にとって、もっとも身近な存在であり、かつ頼れる存在になるのが「管理会社」です。しかしながら現実はどうでしょう。最も遠い存在、不信を抱く存在になっている感は否めません。 …

マンション管理会社に欠けているもの!

  マンション管理会社に欠けているもの、それは管理会社自身がよく分かっていることではないだろうか。この「欠けている」を集約できる言葉、それは「存在意義」である。 私は、管理会社でサラリーマン …

マンション管理会社の減少傾向が止まらない!

  分譲マンションを受託管理する管理会社が年々減少しています。2006年末時点で2,374社、これをピークに減少し続け、2017年末時点では過去最低の2,001社とピーク時の約85%にまで減 …

マンション管理会社|誠実さって大切だよね!

  誠実とは… よく見聞きする言葉であるが、あらためて辞書を引きてみると、 「真心をもって人や物事に対すること」 「偽りがなく真面目なこと」 そのように書かれている。 この言葉は …

管理費等保証制度を正しく理解しよう!

マンション管理会社の多くは、一般社団法人マンション管理業協会の会員になっている。この協会が行っている事業の中に「管理費等保証事業」というのがある。これを「管理費等保証制度」ともいう。 管理会社が倒産し …




 プロフィール

くるみ

くるみ

著者:kurumi

元業界人がマンション管理について本音で語るブログです。
登場人物 ☞ 鬼嫁がたまに出てきます(笑)

 ブログ内検索
 カテゴリー
 その他の記事