私が理事長に就任していたとき、仕事との両立が大変だった。第1期から第3期まで理事長を経験させてもらったが、今思えば「よく3年間も続けられたな」とふと感じる。
正直途中で投げ出したくなることが多々あった。当時は不慣れで管理組合の運営、マンションの管理の実務などやったことがないから分からないし、色んな意見がそこにあったり、時には同じ所有者から文句を言われたり、横並びという立場で話し合うことの難しさを肌で感じた。
間違いだらけの新築マンションを購入したばかりに、入居して半年後に推薦で理事長に就任する破目になったわけだが、最初は1期で終わるはずが2期3期と続けることになった。
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休みの日は理事会で潰れることが多かったし、帰宅後すぐに理事会に参加することが多々あった。そんな多忙の中で約3年間続けられたのは、ひとえに他の所有者の皆さんからの「ねぎらいの言葉」があったからに他ならない。
😃 お疲れまです
😃 ご苦労様です
短い言葉ではあるが、私にとって励みになった言葉の数々…
理事のなり手がいない、そんな声を色んなところで耳にするのだが、そもそも理事が何号室の誰なのか知らない方が多いから、感謝とかねぎらうという発想自体が生まれない。
理事の認知度が低い、そこには、理事の役割とか仕事ぶりは知り得ないし、仕事に関心を持つことができず、無関心さを更に助長させる。そうなれば悪循環の一途を辿ってしまう。
中には議事録を作成しないマンションが存在するのだが、それでは理事会の開催意義が薄れてしまう。なので理事会活動はしっかり所有者の皆さんに伝達することが重要だと思う。
理事会の議事録とか理事会の広報誌とかを使って、理事会の活動内容を所有者の皆さんに知らせることで理事の役割というのが知れたりもする。
理事会の活動内容を知る、そして「ねぎらいの言葉」、理事会運営に欠かせないものなのかも知れない。
「ありがとう」の言葉が飛び交うマンション
これこそが理想のマンションなのかも知れない。