私の子供時代に過ごした故郷は、市の人口が7万人の小さな田舎町である。ここ10年の人口は増えてもいないし、減ってもいない。正確にいえば、日本人の人口は減っているのだが、外国人住民が増えている。
平成18年の居住外国人の人口は約500人、それが今では約1,000人と2倍に増えている。その多くが中国、韓国、東南アジアからの移住である。
幼馴染の知人が市役所で働いているのだが、先日その知人と会って、この人口の話になった。
自動車関連産業、農業などの様々な分野で外国人労働者の受け入れを積極的に行っている。この事象は、この小さな田舎町に限らす、全国的に波及していることでもある。
2020年以降、国内の人口が減少に転じるとの報道が厚生労働省から公表されたが、この人口減少により様々な問題が指摘されている。
受け入れるという姿勢や思考は、我々日本人にとって今後の課題となるだろう。
これはマンションにも言えることだと少し考えさせられた。
昔、華やかで活気のあった商店街は、今では寂れた商店街と化している。時代は確実に変わっていることを無情にも気付かせてくれる。
いつの時代も変化しない人間は取り残される。今回、これを知り得た里帰りであった。