マンション管理

マンションの照明のあれこれ!

2017年12月5日

 

マンションの照明切れのチェックは、月に1回から2回程度、管理会社(現地の管理員)が行っている。

そのときに全ての照明を点灯させ、照明の交換を同時に行っている。白昼に全灯させているから、住人から「電気代がもったいない」、そんなクレームが稀に生じることもある。

照明切れのチェックは、この点検だけでは不十分である。なぜなら点検日の翌日に切れることも起こり得るからだ。かと言って毎日チェックするのも大変だし、全灯させることで電気代が余計にかかるから合理的ではない。

点検したその日の夜に切れることもある。照明切れというのは本当に厄介である。

とここまでは、よくある話なのだが、私は管理会社時代に現地の管理員にこの照明について学んだことがある。

 

照明交換の奥義

管理員(T氏)は勤続5年の女性である。私が管理会社に入社して間もない頃、管理員室の机の上に数冊のノートが置かれていたので、気になって何のノートかT氏に尋ねると、管理用の記録帳と言われた。

自分でそのノートを買ってそれを仕事に活かしている。まずそこがすごいと思った。そのノートの中に「照明交換記録」と書かれたノートがあった。T氏に聞くと、照明交換をする際にこのノートが役立つと言われた。

そのノートには、過去に交換した記録がびっしりと書かれていた。どの箇所の照明をいつ交換したのかの記録である。

ノートの後ろに2枚の紙きれが挟まっていた。ひとつの紙には、手書きで照明の位置図が書かれて、それぞれに照明の番号が刻まれていた。

もうひとつの紙には、マンションで使用されている照明の型式、メーカー公表の寿命時間が書かれていた。



もっと関心させられたのは、四季によって点灯時間が異なるから1月から12月までの月毎の点灯時間を計算し、交換した月が分かればその後の目安となる交換時期が分かるように工夫を施している点である。

その照明の交換記録帳には、交換した箇所の番号、交換した日、照明の型式、交換予定月が書かれている。しかも全て手書きである。

他にも、蛍光灯が切れる前兆があることをT氏から教わった。蛍光灯をじっくり観察してみると微妙にチカチカする。これが数日経つと切れる。点検時にチカチカ現象が起きている場合、照明交換の予定時期を過ぎていればその日に交換し、そうでなければ数日後にその箇所を交換する。交換予定時期がその目安になっている。

もう唖然というよりも神様に思えた(笑)。

その後、私の管理に対する考え方がこの管理員の教えによって大きく変わった。そして全てのマンションに照明交換記録帳を備え付け、そして多くの管理組合の皆さんが感心された。

ずいぶん昔の話になるのだが、私のマンション管理の原点はそこにあると思う。

近年はLED照明が普及しているから、照明交換の必要性も以前に比べると減ってはいるが、まだまだ従来の照明が設置されているマンションは多い。

照明の交換記録帳というのは、交換周期が分かるから、LED照明に切り替える際の比較資料として役に立つ。

照明も型式が違えば色が異なったりするし、夜になると色違いでは見栄えが悪くなる。照明はまとめて購入した方が安くなるし、仕入れ先を見直せば少なからずコストは削減できる。

照明切れの連絡を管理会社に入れ、その日に交換する管理会社も居れば、3日後に交換する管理会社も居る。

照明だけでこんなに記事が書けるとは思わなかった(笑)。

 

季節ごとの照明のタイマー調整は欠かさずに…

 








-マンション管理

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