管理組合が変わらない限り、何も変わらない!

防災対策

マンション火災は本当に怖い!

2017年11月8日

 

寒い季節になると増えるもの、それは火災である。

 

 

マンションは、鉄筋コンクリートなどの耐火構造で作られているから延焼しづらい、つい最近まで私はそのように感じていた。

今年6月14日にロンドンで発生した高層マンション(グレンフェル・タワー)の火災で、その考え方が一挙に覆された。高層マンションでの火災の怖さというものを、この大火災によって知ることになる。

このマンションは、24階建ての全127戸の公営住宅なのだが、建物の8階の居住フロアから出火、マンションの大規模が焼失し、この大火災によって多くの尊い命が奪われた。

 

(火災時の画像)

 

(鎮火後の画像)

 

今回の大火災について、国土交通省は先月10月6日付に見解書(資料)を公表している。
この資料はこちら 👇

ロンドン共同住宅の火災について

 

この資料に記載されているように、直近に行った大規模修繕で、外壁材に用いられた有機系断熱材が燃焼し、大規模な上階延焼を引き起こしたと結論付けられている。

国土交通省が公表している資料は、あくまで建物の構造の在り方についてである。今回、建物の構造上に問題があったから、そこを今後の課題として改善する、それだけでは人の命は救えない。

住民の避難方法、管理体制や消火活動の在り方、そして火元の原因を作らない我々住民の防災意識の在り方なども当然に問われる。

この見解書には大事なことが抜けている。これが完全に区分けされた日本の行政の悪いところでもある。こういった資料を見る度に、私には所管の責任回避にしか映らない。

日本では法令により防火対策が義務づけられているが、昨年、東京消防庁が立ち入り検査をした東京都内の高層マンションの約8割で消防法違反が確認されている(毎日新聞ネット記事一部抜粋)。これが今の実情であろう。

日頃の防災に対する意識、そして火災に備えた安全管理を徹底することが重要となろう。

たった1台の冷蔵庫からこの大惨事が生まれた。何をなすべきか、個々の住民、そして管理組合はもっと防災について考えなくてはなるまい。

 

 


 



-防災対策

執筆者:

関連記事

マンションの台風対策、備えるべきこと!

  毎年夏から秋にかけて発生するのが台風である。毎年20から30発生し、その多くが日本列島に接近する。 ひとたび日本列島に上陸すれば甚大な被害をもたらす。今日、台風18号が日本列島に上陸する …

分譲マンション|地震に対する警戒心を持ち続けよう!

  地震の怖さ いつどこで発生するか分からないのが地震だ。ほぼ毎日地震というのは日本のどこかで発生している。 これだけ多くの地震が起きているのに意外と地震に対する意識が低い。 忘れた頃にやっ …

マンションの断水への備え

  マンションの生活に欠かせないのが電気・水道だ。ガス仕様になっているマンションでは当然ガスも欠かせない。 電気コンセントを押せば灯りがともり、水道のレバーを上げれば水が出る。ワンタッチでこ …

分譲マンション|防火管理者について

  6月20日以降、震度5の地震が長野、大分、熊本、北海道で発生している。地震はほぼ毎日起きているのだが、本当に日本は地震が多い国だとつくづく感じさせられる。 決して他人事とは思わずに、防災 …

マンション災害|自分たちに出来ることは自分たちで考える!

  昨日、日本各地において記録的な大雨となり、特別警報とか避難指示が発令され、困惑された方が多いと思う。 地域によっては交通機能が麻痺し、足止めを食らい、自宅に帰れない方やホテル泊まりなどを …

余白




余白

余白

プロフィール

著者:kurumi

元マンション業界人がマンション管理について本音で語るブログです。

余白

余白

余白

閲覧記事ランキング

カテゴリー

アドセンス広告




pagetop