防災対策

分譲マンション|地震に対する警戒心を持ち続けよう!

2021年4月8日

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地震の怖さ

いつどこで発生するか分からないのが地震です。ほぼ毎日地震というのは日本のどこかで発生しています。

これだけ多くの地震が起きているのに、意外と地震に対する意識が低いという実情があったりもします。

忘れた頃にやってくるのが天災です。

ここ5年間で日本付近で発生した震度5以上の地震は、計25回発生しています。(詳しくはこちら👇)

国土交通省/気象庁HPより

 

記憶に新しい、2011年3月11日に発生した東日本大震災、そして2016年4月14日に発生した熊本地震、いずれも未曾有の地震です。

東日本大震災の余震は100年続くと唱える地震学者もいます。今後も大きな地震が日本各地で発生すると言われていますが、地震に対する意識を忘れずに持ち続けることが肝要です。

私はマンションに住んでいますが過去に震度6の地震を経験したことがあります。何の前触れもなく突然大きな揺れが襲ってきて、その揺れが長時間続き、ギシギシと音が部屋中に響き渡り、気が付いたら小さな我が子を抱きしめていました。

本震後に続く余震も怖い、もっと大きいのが来るのではないか、そんな恐怖に怯えます。

東日本大震災、熊本地震では、これを超える激しい揺れが襲いました。毎日苦痛だったと思料します。



高層マンション特有の揺れ

高層マンションでは、長周期地震動という長くゆっくりとした揺れが発生します。東日本大震災のとき、東京に居た知人からこの揺れの話を聞かされました。

地上31階にその知人は住んでいて、地震後に続く長周期地震動で船酔いしたと言っていました。これは笑える話ではないですよね。

この長周期地震動というのは、高層階ほど揺れが長く大きくなるため、部屋の中に置いている家具などがその揺れによって移動、転倒し、下敷きになったり、ガラスの破片で怪我をする危険性が高まります。

高層階では必要不可欠となるエレベーターが長時間停止し、長周期地震動や余震などの影響により、屋外への避難が困難になるケースも生まれます。特に高齢者においては孤立してしまう被害も生まれます。

断水するとトイレが使えなくなります。停電すると夜は足元が危険です。市販されているペットボトルの水には賞味期限がありますが、期限を過ぎたものは捨てずにトイレ用として保管しておく、足裏を怪我しないように室内履きの靴を家族分用意しておく、できるだけ靴底が固く厚いものがいいです。

管理組合がやるべきことは、地震を想定した避難方法の確立、そして高齢者への配慮、地震への備え、これは総会などの住人が集まる機会に5分10分でもいいから、“忘れない心掛け”を確認し合うことが望まれます。

大地震が起きたとき、自分たちのマンションだけではなく、辺り一帯も被災し、誰も助けてはくれません。自分たちの身は自分たちで守るという考え方が必要です。

 

 


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 プロフィール

くるみ

くるみ

著者:kurumi

マンションデべロッパー、デべ系管理会社、建設会社勤務を経て、2004年に管理会社設立。
2017年に業界を離れ、今はフリーランスとして活動しています。
元業界人がマンション管理についてしがらみ抜きでガチで語っているので、是非読んでみてください。

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