マンション管理

マンション管理|それぞれの立場

2017年10月14日

 

マンションの管理運営には、主役そして脇役が存在する。それぞれに役割というものがあり、両者が上手くかみ合ってこそ、その目的が良い方向に進んでいく。

これは映画やドラマと同じである。

マンションの場合、主役が管理組合、そして脇役が管理会社である。また、管理組合内にも理事会が主役、組合員が脇役という一面を持つ。

マンション管理士がそこに登場すれば、脇役に徹する監督になる(笑)。

もし皆さんが映画やドラマに出演するとしたら、脇役ではなく主役の方がいい、きっと多くの方がそのように思うのではないだろうか。

映画やドラマに出演される男優さん、女優さんは、仕事だからそれぞれの役をこなせる。これが仕事でないとしたら、脇役は馬鹿らしくてやってられない。これが本音であろう。

「なんで私が脇役なのよ!」と女優さんの愚痴が聞こえてきそうだ(笑)。

脇役は主役の引き立て役になる。この脇役の下支えによって主役は映える。そして人に感動を与えることができる。ただし、いくら演技力が長けていても、監督、そしてストーリーが今いちなら世間の評価は得られまい。

マンションの管理運営を映画やドラマに例えてみると、案外そこから学べるものがある。

そこから先は自分たちで想像してほしい。

 

 


 

-マンション管理

執筆者:

関連記事

マンション管理を変えるのは容易ではない?

    「物事は最初が肝心」、これはマンション管理にも言えることだと思う。 最初からあるものを途中で変えることは難しい。慣れてしまうとそれが当たり前になってしまったり、変えることが …

間違ったマンション管理の見直し!

  昨今では考えられない話になるのだが、昭和期において、マンション管理に費やされる管理費の値上げが平然と行われていた時代があった。管理費が足りないから値上げするのだが、平然とそれがなされた理 …

マンション管理|ただ安ければいい。この考え方は危険だ!

  マンション管理のコストを削減することは、管理組合にとって負担軽減に繋がる。 だが、削減の仕方を誤ると、ただの「安かろう悪かろう」になってしまう。 マンション管理の削減に関する記事が多く出 …

理想のマンション管理って!

    快適な暮らし、そして安心して暮らせる…   マンションの住まい方には、人ぞれぞれに理想があると思う。   でも実際に住んでみると、そこには色んな制約があ …

マンションの3つの構造的欠陥

  分譲マンションには構造的欠陥というのが3つある。ひとつはマンション自体に纏わる欠陥、これは設計による欠陥、施工による欠陥と大きく2つに分けられる。(詳しくはこちら) 二つ目は、マンション …




 プロフィール

くるみ

くるみ

著者:kurumi

マンションデべロッパー、デべ系管理会社、建設会社勤務を経て、2004年に管理会社設立。
2017年に業界を離れ、今はフリーランスとして活動しています。
元業界人がマンション管理についてしがらみ抜きでガチで語っているので、是非読んでみてください。

 ブログ内検索
 カテゴリー