管理組合が変わらない限り、何も変わらない!

語り

管理会社がいるから本音で話せない

2017年10月13日

 

マンションの総会、理事会に管理会社が同席する、それが当たり前のように思えるが、時として本音の話し合いの足枷になったりもする。

管理組合と管理会社は常に利害関係にあり、利益相反の関係にある。特にマンション管理の見直しともなれば、当事者(管理会社)がそこにいると都合が悪い。本音で話し合うことはできまい。

マンション管理の見直しが進まないのは、これも一理あると思う。

私の住んでいるマンションでその見直しを行った際に、管理会社不在の理事会を累計20回以上は開催している。当時マンション管理士がいない時代だったから、かなり大変だった。

教科書もないし、今みたいにネット情報もない、助言者がいない状況下での話し合いは正直大変である。だがそれなりに何とかなるものだ。管理会社という間違った教科書がそこにあったから、その間違いを正すだけである。

管理会社が同席しない理事会、総会は意外と本音が出やすい。気を遣う相手がいないから、マンション管理の問題点が次々に出てくる。「実は私もそう思った」「やっぱりそれっておかしいでしょう」「みなさん同じこと考えていたんですね」、そんな会話が生まれる。



自主管理されているマンションでは、総会、理事会資料は全て自分たちで作る。議事の進行、そして議事の記録も自分たちで行う。管理会社が別にいなくても支障はない。

管理会社に委託しているマンションでは、総会、理事会資料は全て管理会社が作る。議事の進行、そして議事の記録も管理会社が行う。失礼な言い方になってしまうが、自分たちでは何もできない。

自分たちの仕事がまるごと管理会社に置き換わる。ここで重要なのは、基本を知ることである。本来なら自分たちで全てやらなければならない。自主管理が手本となり基本となる。

その基本さえ理解しておけば、いざという時に自分たちだけで、本音の理事会、総会を開催することができる。

それに今の時代はマンション管理士がいるから、これらを全面的にサポートしてくれる。昔、苦労したことを考えたら、本当に良い時代になったとつくづく感じる。

マンション管理について、参考になる本もたくさん出版されているし、ネット情報も多い。そして管理組合の味方であるマンション管理士の先生方もいる。

こういう時代背景に変わったのは、過去そして現在において、間違いだらけのマンション管理が存在するからに他ならない。

管理会社が同席しない会合、やってみたら意外と本音が出るかも知れない…

 


 



-語り

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