管理組合が変わらない限り、何も変わらない!

分譲マンション

分譲マンション|財産を共有するとは

2017年10月11日

 

一戸建の住宅であれば、その建物の全て、そして土地が自分のものとなり財産となる。マンションの場合、どこまでが自分の財産になるのだろうか。

住戸部分は自分の財産に思えるが、例えば、住戸の境界に位置する玄関扉、窓ガラス、サッシ、格子柵などは、自分のものでありそうだが、自分のものではない。

そうなの?って疑問を抱かれる方が多い。

マンションというのは、壁で区切られたその中の空間の権利を買っているようなものである。排他的にその空間を利用できる権利、それが区分所有権という考え方もできる。余談になるが、この権利を護るためにつくられたのが区分所有法である。

ひとつの建物を区分所有する、これがマンション特有の権利形態である。区分所有そして共有の2つの権利がマンションには存在する。

本題の「財産を共有するとは」の話になるが、共有するというのは簡単そうで実は難しいことである。

それぞれの所有者が話し合いによって物事を決めなくてはならない。民法だけでは対応できないから、区分所有法という法律が作られ、意思決定を行う機関として管理組合という組織が誕生した。



共有の難しさを自転車に例えて考えてみよう。

1台の自転車を二人が共有していたとする。民法(第250条)の考え方を用いるなら、持ち分割合は2分の1である。

当然1台の自転車を2つに分けることはできない。そこに共有の難しさがあるのだ。その自転車を使用する権利を半分ずつ、修理代を半分ずつ負担するなど、必ずそこにルールを設けないとトラブルになる。マンションでいうなら、管理規約がこのルールに該当する。

買い替えの場合は半分ずつ出し合って購入することになるが、トラブルを経験された方は、きっとこのような買い方はしないだろう(笑)。

例えば、自転車の修理代を一方が支払わない場合、自転車の修理は行なえず使用できない。自分が全額支払って修理した自転車に修理代を支払わない一方が平然と使用されては納得できまい。

共有するというのは、実に大変なことである。

だがしかし、共有にはメリットも存在する。共有することで負担が軽減できるし、相手がいるから互いに助け合える。

共有する、これに大きく関わっているのが管理組合であり、マンションの所有者である。ルールというのは、公平性、秩序、そして区分所有権を護るために設けるもの、そして管理組合は互いに助け合うために存在している。

 

 


 



-分譲マンション

執筆者:

関連記事

築25年超の中古マンションの購入者はココを見ている!

新築マンションを購入するとき、住宅ローンを利用すれば税制優遇(還付)が受けられる。また、中古マンションにおいても同様に住宅ローンを利用すれば税制優遇が受けられる。 ただし、中古マンションの場合、全てが …

貴方ならどちらのマンションを選ぶ?

マンションを購入される際に、いくつかの物件を比較検討するだろう。立地場所、周辺環境、販売価格、広さ、間取り、設備、階数、管理員常駐の有無など検討すべき材料は多い。 中古マンションであれば、築年数、建物 …

分譲マンション|新4K・8K衛星放送を受信するには!

    2018年12月から「新4K・8K衛星放送」が開始される。今では当り前に4K対応テレビが販売されているのだが、インターネットの動画配信やIPTⅤなどで4Kを視聴された方はそ …

分譲マンション|食材宅配サービスのあれこれ

  今の時代、宅配サービスを利用される方が多い。このサービスの中に食材宅配サービスというものがある。夕食の食材などを自宅に届けてくれるサービスなのだが、私が管理会社時代に、このサービスの利用 …

既存マンションに電気自動車が普及しない理由!

  2010年に日産のリーフが国内で販売され、電気自動車という言葉をよく耳にするようになった。将来の普及を見越し、一部のマンションデべロッパーにおいて、新築の分譲マンションに電気自動車専用の …

余白




余白

余白

プロフィール

著者:kurumi

元マンション業界人がマンション管理について本音で語るブログです。

余白

余白

余白

閲覧記事ランキング

カテゴリー

アドセンス広告




pagetop