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自治会

管理組合と自治会の違いについて

2017年10月10日

 

管理組合と自治会の違いは大きく4つある。

 

当事者の違い

管理組合は、そのマンションの所有者で構成される組織、一方の自治会は、その地域の居住者で構成される組織である。

目的の違い

管理組合は、マンションの維持管理を目的とする組織、一方の自治会は、その地域に居住する住民同士の互いの親睦を図り、地域生活の向上を目的とする組織である。

法的な拘束力の違い

管理組合は、区分所有法(法律)で定められた組織であり、当然に法的な拘束力がある。一方の自治会は法律によって定められた組織ではなく、任意で作られた組織である。なので自治会は法的な拘束力を持たない。

加入意思の違い

管理組合の加入は、マンションの所有者になれば当然にその構成員になる。なので、所有者である限り脱会することはできない。一方の自治会は任意加入となり、脱会することも任意である。



管理組合と自治会の違いについて語ったが、マンション管理の実務において、意外と矛盾していることが多い。

例えば、管理費と一緒に自治会費を口座振替を利用して徴収するケースがある。本来なら別に徴収すべきである。自治会の役員が一軒一軒訪ねて回り、自治会費を集金する。

マンションになると世帯数が多いから大変な作業になる。だから便宜上、都合が良いからという理由で管理費と併せて徴収しているに過ぎない。

賃借人の場合、自治会費のみを口座振替で徴収しているマンションもある。口座振替する際は手数料が掛かる。1件100円程度、これを毎月徴収するとしたら年間1,200円掛かる。

この手数料って実は管理組合が負担している。口座振替手数料の中にこれが含まれている。中にはこの手数料を管理会社が負担しているマンションもあるが、管理組合が間接的に支払っていることに変わりはない。

自治会に掛かる経費を管理費から支出している。これは矛盾している。

こんなマンションも存在する。毎月支払う管理費の中に自治会費が含まれるケースだ。これは完全に混同(矛盾)している。

自治会に関係する議題を管理組合の総会に提起する、これも矛盾である。自治会役員の承認、理事会役員と兼任、自治会費の料金設定など、これらは自治会の決め事であって、管理組合にとって関係のない話になる。全てが便宜上で処理されている。

管理組合によっては、定期総会終了後に引き続き自治会の集会を開催するマンションもある。完全に区分しているのだ。これが実務として正しいやり方だと思う。

細かく追及すれば色々と矛盾というのは存在する。

 

 


 



-自治会

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