防犯カメラの過信は禁物!
身近にあるコンビニには防犯カメラが至るところに設置されていますが、コンビニ強盗は後を絶ちません。「防犯カメラがあるから安心」、この過信がいかに危険であるかを知り得ます。
近年、新築マンションには当然の如く防犯カメラが設置されていますが、空き巣、自転車・バイクの盗難、車上荒らしなどの犯罪は少なからず起きています。
犯罪が起きやすいマンション!
以前、警察関係者の方に聞いた話になりますが、マンションに纏わる盗難などの犯罪は、起きやすい場所や建物構造というのがあるそうです。
▶ 死角の多いマンション
▶ 人通りが少ないマンション
▶ 近くに公園があるマンション
▶ フロアーの住戸数が少ないマンション
▶ 無防備なベランダ・バルコニー
近くに公園のあるマンション?
それはベンチに座ってマンションを眺めていても、周りの人には不審者だと気付かれにくいから、泥棒にとって下見をするのに格好の場所になるそうです。そこで公園に隣接するマンションは下見されやすく狙われやすいというわけです。
防犯カメラに抑止効果はあるの?
泥棒がマンション内に侵入するとき、そこで一番嫌うのが人目だそうです。不審者だと気付けば警察へ通報されるでしょうし、その場で捕まえることができます。一方の機械仕掛けのカメラはそれができませんから、特に常習犯罪者にとってはあまり気にならないそうです。
私の管理会社時代の話になりますが、防犯カメラがそこにあることを知っていながら、自転車やバイクを平然と盗むならず者がいました。後で防犯カメラの映像記録を見ればそれを窺い知ることができます。
防犯カメラの設置によって犯罪発生は減らせても、それを完全には防げない、そこは理解しておく必要があると思います。それと前述の通報とか捕まえるといった点では即効性が無い、ここにも注意を要します。
防犯カメラの利点
マンション内で盗難などの犯罪が起きた際に、その者の正体が録画記録に残り、それが手掛かりとなって犯人が捕まるケースが多いようです。私たち住人にとって不安なのは、それが何者なのか正体が知れないときですよね。
防犯カメラに映っていれば、少なからず犯人の特徴を窺い知ることができます。事務所荒らしの正体がイタチだったという話もありますしね(笑)。なので、映像として記録に残る、これが防犯カメラの最大の利点だと言えます。
もっと大切なこと…
防犯カメラの設置云々を話し合う前に、そこに住んでいる皆さんの防犯意識を高めることがまず先のように思えます。長らく同じマンションに住んでいて顔も名前も知らない、それでは不審者なのか見分けがつきませんよね。
私の理事長時代の話になりますが、仕事帰りの夜に駐輪場に置いてある自転車とバイクの台数を調べていたら、不審者と間違えられ警察に通報されたことがあります(笑)。互いに見知らぬ顔だからこのようなことが起きます。
でもこれは良い方だと思います。もし私がならず者だとしたら自転車が盗まれていたかも知れません(笑)。住人の皆さんが警戒心を持つことできっと多くの犯罪は防げると思います。
<関連記事>