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マンションのデべロッパーと管理会社のここを見抜け!

2017年9月21日

 

デべロッパーの本質

私は長らくマンション業界にいたのが、マンションを売るまで親切売ったら不誠実、これがデべロッパーの本質だと感じた。デべロッパーとは、マンション分譲会社(事業主)のことである。

中には顧客を大切にするデべロッパーもいるだろう。しかしながらあまり同業者の良い評判を耳にしたことが無い。その不誠実な対応は、マンション購入後の建物の瑕疵(欠陥)によって顕著にあらわれる。

 

建物に瑕疵が見つかる。それによって迷惑を被るのは購入者になる。精神的なダメージ、場合によっては生活に支障を来すこともあるだろう。

そこでデべロッパーは素直に非を認めない。だから本来先に出るべき謝罪の言葉がない。結果、対応にかなりの時間を要する。

売るまでの「ありがとう」は言えても、後の「すみません」が言えない。これがデべロッパーの本質である。「すみません」は非を認めることになる。だから軽々に口にはしない。

なので、何か問題が起きた時に最初に出る言葉、そこがデべロッパーの良し悪しの判断になるだろう。これは施工会社にも言えることだ。

デべロッパーが口にしない「すみません」、この言葉が冒頭なければ、誠意を持った対応など期待できまい。

迷惑をかけた、心配や不安を感じさせた、これを察すれば、先に「すみません」という言葉が自然に出る、これが誠実さだと思う。



管理会社の本質

これはデベロッパーに限らず、管理会社にも言えることだが、管理会社の方がもっと質が悪い。前述の「ありがとう」すら言えない。親も親なら子も子である。

毎年開催される定期総会時の冒頭に「ありがとうございます」と言える管理会社がどれだけいるのだろう。

お世話になった顧客である所有者の皆さんに対して、「1年間お世話になりました。」「1年間ありがとうございました。」…

私は管理会社時代に自然と口に出た言葉だ。感謝の気持ちがあれば押し付けではなく自然に出る言葉だと思う。

最初に口にする言葉、これで全てが決まるし、その後の対応を見抜ける。

少し古い記事になるが、デべロッパーの実態が書かれた記事のリンク先を貼っておく。興味があれば読んでほしい。

▶ 「欠陥マンション」売るまで「親切」、売ったら「不誠実」なデベロッパの実態 全国10棟「現場」を追跡

 


 

-分譲会社, 管理会社

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 プロフィール

くるみ

くるみ

著者:kurumi

マンションデべロッパー、デべ系管理会社、建設会社勤務を経て、2004年に管理会社設立。
2017年に業界を離れ、今はフリーランスとして活動しています。
元業界人がマンション管理についてしがらみ抜きでガチで語っているので、是非読んでみてください。

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