管理組合が変わらない限り、何も変わらない!

総会・理事会

マンション管理組合|総会の書面決議について

2017年9月9日

 

多くのマンションでは、総会において書面による議決権行使を採用している。各議題の賛否を書面によって行使するという方法は、一見すると合理的な方法に思えるが、果たして良い方法と言えるのだろうか。

 

 

今回、この書面決議について語りたい。

 

総会議案書が全て

総会前に各住戸へ総会議案書が配布される。書面による議決権行使を採用しているマンションであれば、議決権行使書が添付されている。

各議題の決議にあたっては、賛成か反対のいずれかに〇印を付ける方法が一般的に用いられているが、その賛否は、総会議案書に記された内容でしか判断することはできない。過去の理事会議事録も参考資料になるのだが、多くの方はそこまで遡って確認はしないだろう。

総会議案書の作成にあたっては、その点を理解すべきである。薄っぺらい説明書きでは、賛否の材料にもならない。そんな議案書が多いのが実情である。

理事会や管理会社は、薄っぺらい説明書きでも容易に把握できるだろうが、その感覚で議案書が作成されると他の組合員がそれを見ても十分に理解できないことが多々ある。

なので、作り手は読み手の立場を理解することが重要であり、書面による議決権行使を採用しているマンションでは、その配慮を忘れてはいけない。

書面で議決権を行使される方にとっては、総会議案書が全てということだ。



総会で話し合うことの大切さ

総会に出席して参加者の意見を聞く。これにより、賛否の意向が変わることがある。私は毎期の総会に出席しているが、出席者の意見によって議場の空気が変わることはよくある。

総会での話し合いというのは、議案書に記されていない有力な賛否の判断材料になるということだ。

話し合いによって物事を決める、それが総会の真の姿だと私には思えてならない。

書面決議は合理的な方法かも知れない。参加に価するものなのかも知れない。だが本当の参加とは書面決議ではないように思える。コミュニケーションも書面決議では図れない。

書面決議は、どうしても総会に参加できない方のためのやむを得ない最後の手段であってほしいと願う。

 

 


 



-総会・理事会

執筆者:

関連記事

管理組合役員の選出方法|階の縦割り、横割り、どの方法がいいの?

  管理組合の役員を決める際、一般的に「輪番制」という方法が用いられていますが、役回りは平等に、この考え方が根底にあります。 しかしながら、輪番制と言っても具体的にどうやって決めるのか、そこ …

サイレントマジョリティでは何も変えられない!

  マンションの管理組合の総会時に議長から「何か質問や意見はないですか?」、その問いかけに対し、意見を言える人ってどれくらいいるんだろう。 ▶ 周りの目が気になる… …

管理組合毎に総会のやり方は異なる!

  マンションの管理組合では、毎年総会という会合が開かれている。この会合のことを一般的に「通常総会」と呼ばれている。マンションによっては「定例総会」という言葉を用いたりしている。 私は管理会 …

マンションの理事会を上手に運営するに必要なこと!

  私が理事長に就任していたとき、仕事との両立が大変だった。第1期から第3期まで理事長を経験させてもらったが、今思えば「よく3年間も続けられたなぁ」とふと感じる。 正直途中で投げ出したくなる …

マンション管理組合|総会・理事会はこうあるべき!

  分譲マンションには、建物の共用部分・建物の付属施設・敷地の管理を行うために「管理組合」という組織があります。この管理組合はマンションの区分所有者(組合員)で構成された組織です。 管理組合 …

余白




余白

余白

プロフィール

著者:kurumi

元業界人がマンション管理について本音で語るブログです。

カテゴリー

アドセンス広告




pagetop