管理組合が変わらない限り、何も変わらない!

管理組合

管理組合の運営で欠かせないのが継続性

2017年7月3日


多くの管理組合では、管理組合の役員の任期を1年に定めているところが多い。

役員の選出方法は、順番に回す輪番制を採用しているところが多いから、この方法だと1年毎に役員の全てが入れ替わる。

役員は面倒だって感じる人は正直多いと思う。だから1年任期に異論を唱える人は少ない。

この1年任期は、管理会社にとって都合がいい。だからこの任期が最初に決められているのだ。

なぜ都合がいいのか、理事が1年で交代になるからどうしても管理会社任せ(管理会社依存)になってしまう。次の理事はまた一から、この繰り返しだから管理組合運営に継続性がなくなり、管理会社にとって都合のいい、ぶつ切り体制が生まれる。

実は、私が管理会社時代に最初に感じたこと、それがこの1年任期に対する疑問だ。

一斉に理事が交代するから、一から過去経緯を説明しなければならない。前理事会が時間を割いて話し合った内容が、次の理事会で一挙に覆ることだってある。

人それぞれに価値観が異なるから、理事会毎に価値観が違ってくるのは理解できる。だが、物事がいつまで経っても決まらない、ここに新たな問題が生まれてしまう。

更に管理会社のフロント担当者はよく変わるから、過去経緯もそこで途切れてしまう。

管理組合運営は長い、それ故に継続性が求められる。ぶつ切りの運営体制では管理会社に都合よく利用される。ここに問題意識を抱いてほしい。

管理会社の都合がまかり通ると、全てが管理会社次第になってくる。そこが一番の問題だ。

最近、こうした1年体制を改める動きが見受けられる。最初の原始規約に2年半数改選という方法が採用されるようになってきた。とても良いことだと思う。

この2年半数改選とは、役員の任期を2年とし、1年毎に半数を改選するという方法だ。

この方法であれば、毎年半数の理事が残るから運営に継続性が保たれる。引継ぎも管理会社からではなく理事から伝達ができる。

役員任期は2年半数改選が管理組合の主体性、運営の継続性から最善な方法だと言える。

 

 

 


 



-管理組合

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