管理組合

マンション管理組合|自主性を持つことの必要性!

2019年12月18日

 

マンションの管理組合運営において、自主性を持つことが大切ってよく言われますが、この「自主性」とは何を意味するのでしょう。今回、それについて語りたいと思います。

 

分譲マンションと賃貸マンションの違い

分譲マンションというのは持ち家、いわゆる個人の財産になります。そして所有者の皆さんが使用する建物の共用部分、敷地は共有財産になります。

一方の賃貸マンションは、言うまでもなく他人の財産です。家賃を支払って他人の財産(住まい)を借りているに過ぎません。

両方の大きな違いは、自分の財産か他人の財産かという点になります。

賃貸マンションの場合は、住むことが目的になりますから自主性という概念がそもそも存在しません。一方の分譲マンションの場合はどうでしょう。住む目的は同じでも、所有するという目的がそこにあります。

所有者になれば当然にその財産の管理が必要になります。これは賃貸マンションのワンオーナーも同じですよね。

賃貸マンションのワンオーナーは、独断でマンションの管理を行うことができます。自分で管理する、管理会社に委託する、専門業者に委託する、全て自己判断で行えます。

分譲マンションはどうでしょう。専有部分の管理は独断で行えますが、建物の共用部分および敷地(共有財産)の管理は、所有者の皆さんで行うことになります。

共有財産の管理を行うためには色んなことを決めなくてはなりません。複数の所有者が存在するため、管理のやり方について一定のルールが必要になります。そして、共有財産の管理を行うための組織、それが管理組合になります。

専有部分の管理は誰もやってくれませんから、そこには必然的に自主性が伴います。一方の共有財産の管理は管理組合という組織が行うため、誰かがやってくれるという他人依存が生じたり、個人の意思だけでは行えないので、自主性は低いのが実情ではないでしょうか。

 

自主性はこうして失われる

そもそもマンションを購入したときに、マンションの管理は管理会社がやってくれるもの、そのように考えて購入されている方が多いと思います。私も最初はそのように考えていました。

この段階で既に自主性は失われています。

その後、「管理会社任せではなく管理組合がしっかり管理を行わないと…」、そこでようやく気付いたりもします。

個人が自主性を悟っても、それに賛同する人がいなければ、自主性は次第に薄れていきます。自主性が完全に失われると結局は他人依存の管理(管理会社任せ)に逆戻りです。



自主性の低下はマナーの低下を招く

自分たちのマンション、自分たちの財産という意識が低いと結局は賃貸マンションと何ら変わらず、ただ住むだけのマンションになってしまいます。

私の知人に、「賃貸マンションはマナーが悪い、だから分譲マンションを買った。」、そのように考えてマンションを購入された方がいます。確かに賃貸マンションは分譲マンションに比べるとマナー意識の低さはあるように思えます。

このマナー意識の違いは、冒頭で語った「自分の財産か他人の財産かの違い」によるものだと思います。

ですが、分譲マンションも他人事ではありません。自分たちの財産という考えが薄れるとマナー意識は低くなります。どうせ管理会社が掃除するだろうとか、管理人がやってくれる、他人がやってくれる、この考え方を皆さんが持つようになれば、きっと住みづらいマンションになるでしょう。

本来ならマンションの清掃は自分たちで行わなければなりません。そう考えればマンションを汚す行為など普通できませんよね。タバコのポイ捨もなくなるでしょう。これも自主性が関連しています。

 

自主性を持つことの必要性

管理会社にマンションの管理を委託される場合でも自主性は持ち続けることが大切です。そこに住む所有者は、賃貸で住まれる方の手本になりますから。

マンションの管理が行き届いているから分譲マンションの賃貸というのは人気が高く、家賃も賃貸マンションに比べると高いのが実情です。

もし自主性の低い分譲マンションだったらどうでしょう。賃貸で借りている方は割に合わない家賃を支払うことになります。そうなると入居期間も短くなるでしょうから貸し手となる所有者は困りますよね。非居住の所有者も他人事ではありません。

マンションを快適に安心して住まうために必要なのが自主性を持つということだと思います。この自主性の芽となるのが自分たちのマンションにもっと関心を持つことです。

 








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