マンション管理 管理組合

管理組合主導のマンション管理とは…

2019年2月25日

 

自分たちのマンションの管理の在り方を決めるのは管理会社ではありません。そのマンションを購入された所有者の総意で決める、これが正しい解答かと思います。

ですが、この総意を得るのが難しい、これがマンション管理には存在します。そこでマンション(管理組合)の意思決定には多数決原理が用いられています。

この多数決原理というのは一見すると合理的な手法のように思えますが、それに至るまでの過程が大切です。これは私の理事長時代の経験、そして管理会社時代に培った経験則によるものです。

審議の原理、それを学ぶと過程が大切だということに気付きます。審議とは、その議題について、意見を出し合って慎重に検討すること、十分に検討することの意であります。

この過程を疎かにすると、多数決で物事が決まった後に異論の声が必ず出ます。自分たちの意見が正しく反映されていない、全てはそこに行き着きます。

なので、議論を出し尽くす、これって本当に大切なことだと思います。それによって全てとは言えませんが理解は深まります。



今回のテーマに掲げられた管理組合主導のマンション管理とは…

管理組合主導の対義語は管理会社主導になると思います。これはあくまで個人的な考え方ですが、管理組合主導の根幹になるのは、自分たちの意思ではないでしょうか。

先程の議論を出し尽くす、これも自分たちの意思であって、結局のところマンション管理の在り方に反映されます。

自分たちのマンションだから自分たちで決める、この考え方ってマンション管理には必要なんですよね。

第三者に求めるのは助言であって、決めるのは自分たちです。なので、そこには自分たちの意思とか決断が必要になります。

決断するのって本当に勇気が入ります。そこで多数決原理が用いられるわけで、考えてみれば便利な方法ですよね。前述の過程を忘れずにこの手法を用いれば、合理的な方法であると言えます。

管理組合主導って、言い換えれば自主性を持つということです。一方の管理会社主導とは、管理会社の意思に委ねる、そう受動的とか外発的という思考に陥りやすく、結局のところ他人任せ、無関心さを生みます。

いつもの如くくどい記事になってしまいましたが、管理組合主導のマンション管理とは、自分たちの意思で行う管理であって、他人が行うものではない。他人がそれを行う場合、自分たちの意思がそこになければならない。これが私の持論であります。

でも実際には、管理会社に助言された通りに物事が進んでいたり、十分に議論がなされないまま物事が決まる、そんなケースが多いのではないでしょうか。

他人とか第三者というのは、当事者ではありませんから、最後にどうなるか、そこは言わなくても理解できると思います。最後に頼りになるのは同じ立場にいる者です。

そこを考えれば、何が大切かが理解できると思います。管理組合主導の意はそこにあります。

 








-マンション管理, 管理組合

執筆者:

関連記事

理想のマンション管理って!

  快適な暮らし、そして安心して暮らせる… マンションの住まい方には、人ぞれぞれに理想があると思う。 でも実際に住んでみると、そこには色んな制約があったり、トラブルが待ち受けてい …

マンション管理|理想と現実!

  人が何か行動を起こすときって、必ずそこには「目的」があるだろう。その目的には、その人にとっての「理想」があると思う。 理想というのは、色んなことを知ることで生まれたりもする。他人に感化さ …

平成30年度マンション総合調査から見えてくるもの!

国土交通省は、マンション管理の実態を把握するために5年毎に管理組合を対象としたアンケート形式の調査を行っています。 今年4月に公表された「平成30年度マンション総合調査」の中で気になった項目をまとめて …

マンション管理|時間をお金に変えるという発想は大切だよね!

    皆さん、お金と時間のどちらを大切にしてますか?   両方と答えた方は、かなり欲張りな方ですね(笑)。   私は、今は時間の方を大切にしています。   3年前にひとり息子が我が家から巣立ち、今は …

総会議案は管理会社が決めるべきでない!

  毎年開催される通常総会(定期総会)の議案には、定番の議案とイレギュラーな議案の2つがある。 定番の議案 定番とは、通常総会で必ず決議を要する議案のことを指す。収支決算、事業報告、収支予算 …




 プロフィール

くるみ

くるみ

著者:kurumi

元業界人がマンション管理について本音で語るブログです。
登場人物 ☞ 鬼嫁がたまに出てきます(笑)

 ブログ内検索
 カテゴリー
 その他の記事