理事会で協議する際は、事前にテーマ(議題)を理事全員に周知すべきである。理事会当日にテーマを公表されても有意義な理事会にはならない。次回に持ち越しというパターンになりがちだ。
効率よく理事会を行うためには、前述の「事前の周知」が必要になる。テーマが分かれば、ネット情報などを活用して事前に調べることができる。
今はネットを使えば色んな情報が入手できる。このブログサイトもそのひとつである。本当に役立つ情報なのかは読者の判断に委ねられるが…(笑)。
理事の方々が事前に情報収集を行い、理事会の場で話し合えばきっと有意義な会議となろう。
失礼な言い方になってしまうが、無知同士が話し合っても良い話し合いなどはできまい。だから情報収集を行い、予備知識を得ることが必要なのだ。
管理会社が理事会に出席するのは当たり前と思われている方がとても多い。だが管理会社主導で行われる理事会こそ無価値なものだと言える。
テーマも素案も管理会社が全て決め、それを審議するための理事会になっていないだろうか。管理会社1社の見積書、もしくは管理会社によって仕組まれた数社の相見積書によって、物事を決めているのが実情として多い。
仕組まれるというのは事実である。管理会社が受注しても他社が受注しても管理会社に利益が入る仕組みになっている。
管理会社が全てを仕切るとそんなことが当たり前に起こるのだ。管理会社はこれを指摘されると反論はできまい。
理事会で協議するというのは、自分達の意見がそこに反映されなければ意味を持たない。
意見というのは、自らが調べることによって生み出せる。だから情報収集を行うことが大切なのだ。
管理会社の提案、そして自分達の提案、両者を比較検討することが大切なことだと思う。
これを毎期の理事会で行っていくことにより、管理組合主導のマンション管理体制を構築することができる。