日本にインターネットが誕生したのは1984年と言われていますが、2000年に入ってから利用者が急増し、2007年にスマートフォンが登場して以降、色んなアプリが開発され、あらゆるサービスがこの1台で利用可能となり、今では日常生活に欠かせない生活様式の一部になっています。
企業におけるデジタル化は今や常識とされていますが、本題のマンション管理のデジタル化においては、委託先の管理会社に委ねられるところが多く、また管理会社側からすれば、顧客となる管理組合の意向を踏まえた上での対応となるため、完全にデジタル化へ移行するのは難しいといった局面があります。
また、2019年のパンデミック以降、三密を避けるため、WEB会議の需要が増えていますが、管理組合の場合、管理規約の改定が必要になったり、パソコンとかスマートフォンの端末の準備や操作上の課題があるので中々実践に至らないケースが考えられます。
特に若い世代が多いマンション(築年数が浅いマンション)では、WEB会議について前向きな話し合いができると思いますが、私の住んでいるマンションのように高齢化が進むと、面倒に感じる人が多いので現状維持になりがちです。
2年前の総会時にWEB会議の話題が上がりましたが、若い世代はそれに賛成でしたが、それ以外の方たちは消極的で話が前に進みませんでした。
WEB会議は合理的な方法だと思えますが、個人的にはバーチャルよりもリアルの方を好みます(笑)。年に1回しか開催されない総会では、直接会って話をすることに意義があるように思えます。
私みたいな人がいるのでデジタル化が進まずに旧態依然のやり方が続いてしまうのかなって、考え方を改める必要がありそうですね。反省…(苦笑)。
企業のデジタル化のメリットは、業務の効率化や生産性の向上になりますが、管理組合側からすれば、相応にメリットがなければデジタル化は進まないように思えます。
例えば、デジタル化により理事長や理事会の負担が軽減できるとか、管理費を低く抑えられるとか、それなりの理由付けが必要になると思います。
パンデミックでは感染予防というメリットがそこにあったわけですが、それと同じような納得のいく理由付けが必要になります。
管理会社もまた、デジタル化は必須の課題になるでしょうし、特に大手管理会社では合理化を図る上でのデジタル化は欠かせません。
近年、ロボット技術の進歩は著しく、真新しいロボットが次々に開発され、色んな分野で活躍していますが、管理員がロボットに? そんな時代が来るかも知れません。
ロボットといえば、ターミネーターに登場するシュワちゃんを思い出しますが、シュワちゃんが管理員、それをイメージすると防犯効果は高そうですが、住人にとってみれば毎日が窮屈に感じますよね(笑)。