語り

面倒くさいをやるのが仕事!

2017年8月8日

 

 

面倒くさいことをやるのが仕事である。世の中にはその面倒を引き受けてくれる人たちが存在する。それが企業で働く人たちである。

そう考えれば、マンション管理組合はその面倒を引き受けるための組織であり、管理組合の役員は、それを引き受ける人といえる。

管理組合運営、理事会運営というのは故に「仕事」といえる。決してボランティアでやるべきものではない。なぜなら、そこには責任と義務があるからだ。

管理組合の役員になられた方は、その職務を全うすることが仕事となる。だが、仕事という意識を持たれている方がどれくらいいるのだろうか。

この仕事という意識が欠如すると、楽な方向へ物事を考えるようになる。その典型が「事なかれ主義」である。

私の任期中は面倒なことは避けてもらいたい。これが皆さんの本音ではないだろうか。そんな話をよく耳にする。

管理会社の見直しともなれば、とても厄介で面倒な仕事に思うに違いない。私の姉が理事長時代に管理会社を変更した。というよりも管理会社から一方的に解約の申し入れがあったから、やむを得ずの結果である(笑)。

理事長に就任した直後に管理会社の役員が自宅に訪れた。そして解約申入書を渡された。そのときに私は姉から相談を受けた。「とても面倒なことになった」、これが姉の口から最初に出た言葉である。

マンション所有者であるクレーマー数名によって、適正に管理委託業務が行えない、それが解約理由である。

管理会社から一方的な解約申し入れなど異例である。更に理由を聞けば、フロント担当者がうつを患い、過去に数名それが理由で辞められたと聞く。

姉の相談に色々とのってあげたが、当期の理事会は予期せぬことが起きて大変だったと思う。面倒なことは避けられない、誰かがそれを引き受けなければならないのだ。それを引き受けるのが理事会であり、理事の仕事である。

姉には仕事だと割り切ってやるように助言したが、ボランティア感覚ではまずできまい。仕事という割り切りも必要になる。

仕事には責任と義務がある。責任を持たない企業が起こした数々の失態、姉歯事件、杭打ちデータ改ざん事件、食品偽装事件など、反面教師は世に多く存在する。

管理組合の役員になられたら、責任と義務を明確に把握することが大切である。管理会社に聞けば教えてもらえる(?)。マンション管理士に聞いた方が的確な答えが返ってくるだろう。

 


 

-語り

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 プロフィール

くるみ

くるみ

著者:kurumi

マンションデべロッパー、デべ系管理会社、建設会社勤務を経て、2004年に管理会社設立。
2017年に業界を離れ、今はフリーランスとして活動しています。
元業界人がマンション管理についてしがらみ抜きでガチで語っているので、是非読んでみてください。

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