妨害行為とは、邪魔をしたり、妨げたりする行為を指すが、この妨害行為がマンション管理の現場でも横行している。
ビジネスにおける妨害行為は決してあってはならない。フェアーでないのはもちろんのこと、顧客の選択肢を奪う行為に繋がるからだ。
管理組合が管理会社を変更したいと思っても、今の管理会社による妨害行為が平然と行われているのが実情として垣間見れる。
怪文書が各住戸に配布されることがよくある。この怪文書には当然号室氏名などは書かれていない。
この怪文書は管理会社自らが所有者を装い作成されることもある。管理会社変更を阻害する内容になっているのだが、これらの妨害行為は独占禁止法に違反する可能性が高い。
この妨害行為の記事はネット上にたくさん掲載されている。興味があれば「管理会社 妨害行為」このキーワードで検索してみるといい。
管理会社の素顔
管理会社を変更されては困る、それは管理会社の都合でしかない。変える変えないを決めるのは管理会社ではないのだ。あくまで選択権は管理組合にある。
この妨害行為を行う管理会社に限って、変更される理由を全く理解していない。そして反省などしていない。理解しているのならそんな行動は起きないはずだ。
妨害行為というのは自己都合から生まれる反発心、そして気高いプライドから生じるものだ。
私は妨害行為に手を染める管理会社は天狗だと思っている。我物のマンションであるが如く、これまで好き勝手に管理を行ってきた勘違いにもほどがある哀れな天狗に思える。
失敗を反省しない企業はまた同じ失敗を繰り返えす。その典型といえるのが管理会社だと思う。この妨害行為というのが反省していない証拠のひとつに挙げられる。
妨害行為のもう一つの裏事情
管理会社が変更になると、マンション管理に関わる資料の引継ぎが行われる。
その引き継ぎの際に管理会社は全部の資料を管理組合に提出しない。厳密にはできないという言い方が正しい。
不備が多すぎる書類、マンション管理適正化法の行政処分を恐れてか、重要事項説明書、管理委託契約書など管理組合が預けた書類を渡さないことがある。
私も管理会社変更に幾度と立ち会ったが、不備が多いのが実情だ。
重要事項説明書などの書類に不備が多く、中には管理組合の大切な資料を紛失しているケースが多々見られる。
変更されると面倒なことが起きる、そんな裏事情がある。マンション管理適正化法に違反すれば最悪営業停止を食らうことになる。そうなったら管理会社も死活問題になる。
そんな裏事情があるから妨害行為が起きることも否めない。