語り

ツバメの餌やりを観察して気付いたこと!

2022年6月24日

 

先週、自宅近くの行き着けのクリーニング店に行ったとき、店舗の軒下にツバメの巣を見つけた。

 

その店のオーナーとは顔見知りで、ツバメの巣のことを話したら、ツバメの巣は幸せを運んでくれるからとかなりご機嫌だった。

 

ここ数年は店舗の裏側の軒下に巣を作っていたが、今年は表側の軒下に巣を作り、人目を引く場所にあるから見学者が多いそうだ。

 

私もそのうちのひとりで、仕事が休みだったので、そこにしばらく滞在しツバメの餌やりを観察した。

 



 

親ツバメが餌をくわえて巣に戻ってくると3羽の雛が口を大きく開け、そのうちの1羽に口移しで餌を与えた。

 

 

親ツバメは再び餌を求めて巣から飛び立った。3分ほどして親ツバメが巣に戻ってくると、また1羽の雛に餌を与える。親ツバメは3分おきにこれの繰り返し…

 

 

親ツバメが巣に戻ってくることが事前に分かるのか、急に雛の鳴き声が大きくなってその直後に親ツバメが戻ってくる。まるで雛に予知能力があるようで不思議な光景だった。

 

手持ちのスマホで調べてみると、親ツバメって1日に約13時間、雛が巣立つまでの約20日間この餌やりを日課にしているようだ。

 

そこに居た時間は1時間ほどだったが、親ツバメの子育てをみていると「私も頑張らないといけないな」って素直にそう感じた。

 

餌やりでひとつ気になったことがある。

 

親ツバメって3羽の雛に餌を与えるとき、順番に与えているのか?

 

観察しても3羽がどれも同じに見えるから分からない。

 

そこでふと、人間と同じ我が子を識別する能力があるんだったらすごいなと思い、再びスマホで調べてみると、順番に餌は与えていないようで、我が子を識別する能力は無いってことが書かれていたので、なんか残念に思えた。

 

餌を食べてお腹がいっぱいになった雛は眠るので、空腹の雛は最後には餌にありつけ、結果として均等に餌やりが行われているようだ。

 

何度も餌を運んでくる親ツバメの努力の甲斐があって、均等な餌やりが出来ている。

 

もし途中で面倒くさいって放置したら、雛は餓死してしまうだろう。

 

ツバメを観察していて気付いたことは、満足するまで手は抜かずに努力する

 

弛まぬ努力によって人もツバメも成長するんだというオチで終わりにします。

 

 

 


 

-語り

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 プロフィール

くるみ

くるみ

著者:kurumi

マンションデべロッパー、デべ系管理会社、建設会社勤務を経て、2004年に管理会社設立。
2017年に業界を離れ、今はフリーランスとして活動しています。
元業界人がマンション管理についてしがらみ抜きでガチで語っているので、是非読んでみてください。

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