コロナ禍において、住宅関連の建築資材に用いられる木材、鉄鉱石、アルミニウム、ガラス、塩化ビニール樹脂などの原材料価格が高騰しています。昨今の世界情勢により、原料や燃料価格の急騰により住宅設備関連のメーカー各社から値上げの発表が相次いでいます。
これから設備改修を行う場合、資材の価格には注意が必要です。もちろん大規模修繕をこれから行うマンションも価格の変動には注意を要します。
管理組合の場合、工事の見積りを取り寄せてから工事着工まで理事会・総会決議の関係で時間を要します。大きな工事であれば、なおさら時間は掛かりますよね。
なので、工事業者から見積りを取り寄せる際は、値上げの見通しについて確認することが必須です。具体的には、値上げ時期とか値上げ幅の確認です。
例えば、今年9月に値上げされるのであれば、検討の前倒しを行うことで先手は打てます。一番まずいのは、話し合いが纏まらずにズルズルと時間だけが過ぎることです。
値上げ対策として、国や地方自治体からの補助金とか助成金を上手く活用することも課題のひとつと言えます。工事の種類によっては、国や地方公共団体から補助金とか助成金の利用可能なケースが考えられます。なので、工事業者などに事前に確認してみてください。
補助金と助成金の違いについて
補助金とは、期間内に応募して採択されたら支給されるお金のことを指します。また、予算が決まっているので早い者勝ちになります。一方の助成金とは、一定の条件を満たすことで必ず支給されるお金のことを指します。
窓のリフォームにも補助金、助成金が適用されるケースので、この補助金、助成金の違いを知っておくと検討の際に役立ちます。
最近では宅配ボックスの新設に対する補助金というのがありました。補助金の受付開始後、あっという間に予算に到達し、利用できなかった管理組合も多かったと思います。
宅配ボックスの補助金は一度きりって聞いてましたが、地域によっては、昨年に続き本年度も補助金の予算を検討しているところもあるようです。前もって確認しておきましょう。
ガソリン代の高騰により、最近、マイカーはあまり乗らなくなりました。すぐに値上がりする物もあれば、タイムラグで値上げされる物があるので、今後の価格動向がかなり心配です。