建物・設備関連

マンションのルール無き宅配ボックス!

2019年6月1日

 

最近の新築マンションで当たり前に設置されているのが宅配ボックスです。

途中で設置されたマンションもあると思いますが、トラブルが多いのも実情として多々見受けられます。

ボックス内の宅配物が取り出せない、長期間宅配物が入ったまま、特定の方が使用しているなど、一見すると便利に思える宅配ボックスですが、これがマンションに設置されると様々な問題を引き起こします。

宅配ボックスのメンテナンス契約を結んでいれば、故障時に対応してくれますが、業者のほとんどが、土、日、営業時間外は対応できない、それが実情かと思います。特に生物の宅配物は直ぐに取り出す必要がありますから、そんな時は困ります。

マンションによっては、管理会社や現地の管理員が宅配物の取り出しを行うケースが見受けらますが、そこに何らルールも無く、場当たりで対応されていたりもします。

利便性のみを考えれば、良いサービスのように思えますが、大切な品物を取り出すわけですから、本人確認も必要になりますし、管理用の鍵(カード)の取り扱いには十分注意が必要になります。

鍵を持つということは、誰かがそれを勝手に使用できるわけですから、それを悪用することだってゼロではありません。人間だから魔が差すことだってあります。

宅配物は金銭と同じですし、プライバシーがあります。なので、取り扱いにはルールが必要かと思います。



例えば、宅配ボックス内に生物は入れないというルールを設ける、この場合、宅配業者さんへの告知として、宅配ボックスの見やすい箇所に注意書面を貼るなど工夫が必要になります。

直ぐに取り出してほしい、この要望は少なからず減ると思いますし、本人のためになります。

荷物の取り出しは単独では行わない。必ず誰かが立ち会う、そんなルールも必要ではないでしょうか。

現在設置されている宅配ボックスについて、機能や仕組み、故障時の対応などを知ることで、色んな問題点が見えてくると思います。

 


 

-建物・設備関連

執筆者:

関連記事

マンションのメーターボックス内に水漏れ原因が潜む!

マンションの水漏れというのは、どのマンションにも起こり得ることだ。私が管理会社に勤務していたころ、毎年どこかのマンションで水漏れ事故が起きていた。 水漏れの原因の多くは、建物や設備の不備(不具合)によ …

屋内消火栓のホースを交換すると向こう10年間耐圧試験が免除!

  消防用ホースが設置されているマンションでは、設置(製造年月)後10年を経過したものについて、消防法により3年毎の耐圧性能試験の実施が義務づけられています。 耐圧性能試験とは、ホースの端末 …

欠陥マンションはこうして作られる!

  2005年11月に発覚した耐震計算書偽造の姉歯事件、2015年10月に発覚した横浜市内の杭施工データ改ざん事件、最近ではレオパレス21の施工不備問題、これは公表されている事件でありますが …

分譲マンション|機械式駐車場は廃止すべき?

    分譲マンションに設置されている機械式駐車場の割合は、全国ベースで約32%(2018年度マンション総合調査に基づく)。   駐車場不足を解消するために設置されている …

マンション管理|排水管洗浄のあれこれ!

    住戸内のキッチン、洗面台、浴室、洗濯機置場などに付設されている排水管は、経年により管内に汚れが付着する。そのまま放置すると排水不良や悪臭の原因となる。   その汚 …




 プロフィール

くるみ

くるみ

著者:kurumi

マンションデべロッパー、デべ系管理会社勤務を経て、2004年に管理会社設立。
2017年に業界を離れ、今はフリーランスとして活動しています。
元業界人がマンション管理についてしがらみ抜きで本音で語っているので、是非読んでみてください。

 ブログ内検索
 カテゴリー