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建物・設備関連

分譲マンション|機械式駐車場のあれこれ!

2017年5月30日

 

マンションに設置されている機械式駐車場やタワー式駐車場は、駐車場不足を解消するために設置されているのだが、年間のメンテナンス料金、部品交換などの修繕費など実際この装置を運用していく中でかなりの費用が掛かる。

その後の入れ替え費用までを考えると莫大な維持コストが掛かる代物だ。だから「金食い虫」と揶揄されている。

 

車利用の多い場所では、敷地内の機械式駐車場は希少価値になるのだが、車利用の少ない場所では、借り手がいないという実情も窺える。

 

長期修繕計画をチェック

マンションには長期修繕計画というものが作成されている。その中に機械式駐車場の修繕費、入替え費用が計上されているだろうか。

 

もし無いとすれば、入れ替え時にマンション会計が赤字になることは明白である。早い段階で対応していかないと機械式駐車場の運用ができなくなる。

機械式駐車場のメーカーに依頼すれば、機械式駐車場の修繕費が記載された長期修繕計画書、入れ替え費用の見積りが入手できる。これを含めた長期修繕計画の見直しが必要となる。

ただし、独立系のメンテナンス会社に保守点検を依頼している場合は、メーカーから取り寄せるのは難しい。その場合は、メンテナンス会社に依頼すれば、これらの資料を作成してもらえるはずだ。管理会社が元請の場合は、管理会社に依頼すればいい。



機械式駐車場の入替えの実情

機械式駐車場の入替時期を迎えているマンションの多くは、長期修繕計画にこれらの費用が計上されていない。当時は長期修繕計画を作成されていないマンションが多かったから、資金不足に陥るのも無理はない。

使えるまで使う、その後は取り壊して更地にする。駐車区画はかなり減るが、資金の工面ができない以上、選択肢が限られる。

機械式駐車場のリース、メンテナンスを含めたリース(フルメンテナンスリース)というものがあるが、手持ち資金が無いマンションにとっては運用するための最後の選択肢と言えよう。だがコストが割高なのが障壁となる。

駐車場使用料の相場が高い地域では、リースを検討する余地はあるが、それ以外の地域では採算が取れない。駐車場使用料を値上げする方法もあるが、近隣の相場価格より高くなれば、借り手が減ることも考えられる。リースにする場合、回収資金が無ければ運用は難しい。

実際に入れ替えを行っているマンションは少ないのが実情だと思う。今後においては、長期修繕計画が整備されているマンションは実施に踏み切るケースも増えるだろう。

 

 

 


 



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