語り

マンションには独自の慣習というものがある!

2017年7月23日

 

昨日、私の住んでいるマンションの総会があった。午後3時から…

 

いつもは日曜日の午前10時からなのだが、なぜか土曜日に変更されていた。

 

 

総会終了後に管理会社の新任のフロント担当者に確認したのだが、曖昧な回答だった。

 

そこで理事長に確認したところ、管理会社の都合で恒例の日曜から土曜に変更されたことを聞いた。

 

それ以上は何も言わなかったが、当日の総会出席者は2割程度、通常は4割程度なのだが、出席者が少なすぎて問題先送りの総会となった。

 

土曜日のしかも午後3時という中途半端な時間だから、皆さん1日のスケジュールが組みづらい。

 

フロント担当者がまた代わり(もうこれで何人目?)、総会時に紹介挨拶が行われたが、総会日程の重要性を理解していない。

 

管理会社の都合で決められたことに納得がいかず、つい総会の席で…(後は想像にお任せします…笑)。

 



 

その日の夕方に管理会社の上役から連絡が入り「以後気を付けます」、お~い、私に言うな!

 

 

分かっているのなら、最初からそうすればいいじゃん。

 

総会が終わった後に出席された所有者数名から苦情(?)が入ったことをその上役から聞いたが、マンションには慣習(恒例)というものがある。

 

曜日を変更するだけで出席率は低くなる。

 

開催時間によっては仕事や行事予定で出席できない方も中にはいらっしゃるだろう。

 

管理会社はそれを分かっていない。

 

上役も苦情が数件寄せられたから対応しているに過ぎない。

 

火消しのつもりだろうが、私は管理会社の本質を知っているだけに騙されないぞ(笑)。

 

マンションは金太郎飴ではない。どこも同じではないのだ。

 

マンションには歴史があり、慣習や考え方も異なる。それを知りそれに合わせるのが管理会社の役目だと思う。

 


 

-語り

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 プロフィール

くるみ

くるみ

著者:kurumi

マンションデべロッパー、デべ系管理会社、建設会社勤務を経て、2004年に管理会社設立。
2017年に業界を離れ、今はフリーランスとして活動しています。
元業界人がマンション管理についてしがらみ抜きでガチで語っているので、是非読んでみてください。

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