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マンション管理士

マンション管理士の仕事がない本当の理由!

2017年4月4日

 

マンション管理士という難関資格に晴れて合格しても仕事を見い出せない。そういう方が実に多い。各都道府県に設けられているマンション管理士連合会に入会しても、飯が食えるわけでもない。

マンション管理士の仕事がない、それが現実である。

 

マンション管理士として何をすべきか分かっていない

マンション管理士の役割は、机上で学んだところでそれはただの理想で終わってしまう。

顧客となる管理組合は、机上の知識を望んでいない。望んでいるのは経験によって得た知識の応用である。すなわち知恵である。

ただ資格に合格したからと言って、それはただのペーパーマンション管理士に過ぎない。

経験・年齢・学歴に関係なく誰でも受験できるこの資格の盲点でもある。

マンション管理士と管理組合との間にギャップが生じている、これが仕事に結びつかない理由ではないのか。逆に考えれば、このギャップを無くせばいいということだ。

マンション管理士で生計を立てたいのなら、経験を積むことである。

管理組合の悩み、顕在的なもの潜在的なもの、数多く存在する。

机上で得られる知識は理想を生み、経験から得られる知識は仕事を生む。

経験に勝るものは他にはない。とにかく経験が必要だ。

この経験から色んなことが見えてくる。マンション管理士が創設された本当の理由、マンション管理士にしかできない仕事など、はっきりと見えてくる。

これが見えれば、何をすべきかが分かる。そこに仕事があるということだ。

 

改革なければ今の管理会社で事足りる

これまでマンション管理は、管理会社主導で行われてきた。

管理組合の形骸化、その弱点を利用して管理会社はやりたい放題の商売をしてきたのだ。

そのつけが、今の間違いだらけのマンション管理である。

これはマンション管理業界が作り上げた汚点である。

管理組合と密接に関わる管理会社は、そうは言っても強い立場にある。

それは管理組合の無関心層が多いからに他ならない。

問題だらけのマンション管理を変えるには、外圧が必要である。これまでマンション管理の問題点を指摘してきたNPO法人も、賛助会員の温存の場と化している。

管理組合のための組織が、今や業者のための組織になっている。業者との癒着・談合が疑われてもおかしくはない。

かつてデべロッパー系列の管理会社を批判してきたNPO法人も今では平気で加入を認めている。

今、外圧を与えられるのはマンション管理士しかいない。正義感に満ち溢れたマンション管理士である。

マンション管理の改革は絶対に必要である。マンション建替え問題も今後社会問題としてクローズアップされる。本当に深刻な問題である。

これらを助言し、支えられるのはマンション管理士しかいない。



これからはコンサル系管理会社の時代

マンション管理士の仕事がないのではない、仕事を作りだそうとしない、ここがポイントである。

マンション管理士の歴史が浅い。これからビジネスモデルが作られていく。今存在するビジネスモデルは飯の食えないものであろう。

私が思うに、本業として飯を食うには、管理会社を兼ねることである。

コンサル系管理会社。今後この形態が増える。

全国2,000社以上存在する利己主義の管理会社は淘汰され続け、顧客第一主義を貫けるコンサル系管理会社が力を増す。

そんな時代へと変わる。

管理会社は絶対に必要だ。だから管理組合の理に適う管理会社をマンション管理士が作る。その動きが今後活発になろう。現に有名なマンション管理士事務所がコンサル系管理会社を併設している。

中間マージンは生じさせない、リベートは一切受け取らない、これは管理組合が望むことでもある。

現存するコンサル系管理会社は、この手法を取り入れている。

 

知恵は経験でしか勝ち取れない。ペーパーマンション管理士で終わるな!

誇り高きマンション管理士の資格を手にしているのだから。

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マンション管理士の仕事がない本当の理由!続編 第2話

 


 



-マンション管理士

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