マンション管理というのは、多くの人に支えられそれが成り立っている。その人たちの協力があるから、安全で快適な暮らしが守られている。
今の私は、何のしがらみのないマンション所有者のひとりだが、マンションに出入りする業者さんを見る度に「自分たちのマンションのために仕事をしてくれてありがとう」、素直にこの感謝の気持ちが持てるようになった。
管理会社時代の私であれば、ビジネス視点で業者さんを見ていたのだが、立場が変わると見方も変わる、本当に不思議なものだ。
「本来自分たちがやらなくてはいけない」、これが前提にあるから感謝が生まれる。
エレベーター内で誰がやったのか腹立たしく思う「おう吐物」、汚した住人が本来清掃すべきだ。ゴミ置き場にずっと置き去りにされたゴミ袋、これも本来その住人が正しく分別すべきである。
管理員や清掃業者の人たちが水面下でそれらを行っている。だから私は感謝に堪えない。
なぜなら、結局誰かがそれをやらなければ解決しない。本来自分たちでそれをやらなければならないのだ。
人として感謝の気持ちを持ち続けること、とても大切なことだと思う。
いつも批判記事になってしまうのだが、たまにはこういう記事も書きたくなる(笑)。