語り

感謝の気持ちは持ち続けたい!

2017年7月8日

 

マンション管理というのは、多くの人に支えられそれが成り立っている。その人たちの協力があるから、安全で快適な暮らしが守られている。

 

今の私は、何のしがらみのないマンション所有者のひとりだが、マンションに出入りする業者さんを見る度に「自分たちのマンションのために仕事をしてくれてありがとう」、素直にこの感謝の気持ちが持てるようになった。

管理会社時代の私であれば、ビジネス視点で業者さんを見ていたのだが、立場が変わると見方も変わる、本当に不思議なものだ。

「本来自分たちがやらなくてはいけない」、これが前提にあるから感謝が生まれる。

エレベーター内で誰がやったのか腹立たしく思う「おう吐物」、汚した住人が本来清掃すべきだ。ゴミ置き場にずっと置き去りにされたゴミ袋、これも本来その住人が正しく分別すべきである。

管理員や清掃業者の人たちが水面下でそれらを行っている。だから私は感謝に堪えない。

なぜなら、結局誰かがそれをやらなければ解決しない。本来自分たちでそれをやらなければならないのだ。

人として感謝の気持ちを持ち続けること、とても大切なことだと思う。

 

いつも批判記事になってしまうのだが、たまにはこういう記事も書きたくなる(笑)。

 

 


 

-語り

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 プロフィール

くるみ

くるみ

著者:kurumi

マンションデべロッパー、デべ系管理会社、建設会社勤務を経て、2004年に管理会社設立。
2017年に業界を離れ、今はフリーランスとして活動しています。
元業界人がマンション管理についてしがらみ抜きでガチで語っているので、是非読んでみてください。

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