管理会社

マンション管理会社にとって煙たい存在!

2017年7月1日

 

マンション管理会社に求められているもの、それは提案力である。マンションのことを一番よく知っているのは管理会社だからである。

 

改善点、問題点というのは、どのマンションにも必ずある。だが、実際にはこの提案が十分になされていない。

 

そもそもマンション管理士が創設されたのは、それを補うためである。管理会社の多くはマンション管理士を煙たい存在だと思っている。これは管理組合を支援するNPO法人も同じである。なぜなら、自分たちができないマンションの改善点や問題点を指摘されるのが嫌だからである。

 

マンション管理会社が誕生して半世紀が経つ、この長い歴史の中でマンションのことよりも自分達の儲けのことしか考えてこなかったから、間違いだらけのマンション管理が形成された。

 

管理会社はマンションの改善点、問題点を誰よりも熟知している。だが、色んな思惑やしがらみがあるから、結果として多くの問題を棚上げにしてきた。

 

思惑とは、管理組合を商売として利用することを意味する。しがらみとは、デべロッパーの立場を優先することを意味する。

 

管理組合を擁護する者などいない。だからNPO法人やマンション管理士が生まれた。だが、その当人たちが本当に管理組合側に立てるのか、当事者である管理組合、そして業界関係者から色んな情報を知り得る中で疑問に思うことが多々ある。

 

ここでは敢えて語るまい。

 

自分たちのマンションのことは、自分たちで考える、最後はそこに行き着くだろう。

 

 


 

-管理会社

執筆者:

関連記事

妨害行為から見えてくる管理会社の素顔!

  妨害行為とは、邪魔をしたり、妨げたりする行為を指すが、この妨害行為がマンション管理の現場でも横行している。 ビジネスにおける妨害行為は決してあってはならない。フェアーでないのはもちろんの …

マンションの情報提供の概要は知るべし!

  昨日、私の住んでいるマンションの理事長から、マンションの売却に伴う情報開示に関する相談を受けた。管理会社は土、日、祝日が休みなので、私(いつの間にかオブザーバー扱いにされている&#823 …

管理会社の多くは本業では成り立たない!

  管理会社は本業に徹するべきだ! これは管理組合側の意見である。そんな声を最近よく耳にする。 私の住んでいるマンションを振り返れば、全くその通りだと思うし、実際に管理会社には本業のみを委託 …

管理会社のリベートはここにも存在する!

  最近の分譲マンションは、最初から全戸にインターネットが使用できるシステムが導入されている。   システムというより、ブロバイダーとの一括契約という言い方が正しい。   …

フロントマンを責める前に会社を責めよ!

  分譲マンションの管理会社には「フロントマン」と呼ばれる社員がいます。フロントと呼名がついているのは、そのマンションの窓口的な担当者という意味に由来します。 フロントマンは、複数のマンショ …




 プロフィール

くるみ

くるみ

著者:kurumi

マンションデべロッパー、デべ系管理会社、建設会社勤務を経て、2004年に管理会社設立。
2017年に業界を離れ、今はフリーランスとして活動しています。
元業界人がマンション管理についてしがらみ抜きでガチで語っているので、是非読んでみてください。

 ブログ内検索
 カテゴリー