管理費・修繕積立金

マンション管理には発想の転換が必要です!

2020年1月18日

 

昨日、知人からマンションの売却の相談を持ちかけられました。話を聞くと、知人の勤めていた会社が先月倒産し、住宅ローンなどが支払えないから早急に自宅を売却したいという相談内容でした。

私は過去に何度か失業を経験していますが、住宅ローンを抱えているとかなり生活が苦しくなります。住宅ローン以外にも管理費、修繕積立金、駐車場代などがあるから、ある程度の蓄えがないと正直きついですよね。

知人の話を聞いて、私なりに気付いたことがあったので、それを記事にしたいと思います。

 

マンションの維持費

知人のマンションは総戸数18戸で、自宅の管理費と修繕積立金の合計金額が4万2千円、これに住宅ローンと駐車場代が加わるから毎月の支払いはかなりの金額になります。

住宅ローンの残りの返済期間は15年、高校生と大学生のお子さんがいるから、その話を聞くだけで大変なのはすぐに理解できました。他にも事情があり、奥さんと話し合ってマンションを手放すことを決めたそうです。



総戸数の少ないマンションでは、管理費、修繕積立金が総戸数の多いマンションに比べると高くなるのが一般的です。知人が言っていたのが、最初5千円だった修繕積立金が16年後に一挙に2万円に値上げされ、まだ足りないということで昨年2万8千円に値上げになったと悲しげに語っていました。

マンションの維持費を甘くみていた…

その会話の中で、知人が口にしたこの言葉がとても印象に残っています。

 

発想の転換

マンションの日常的な管理や修繕などを行うために必要な維持費は、長期的にみるとマンション全体で億単位のお金が掛かります。これをマンションの所有者の皆さんが按分して負担しています。

毎月の管理費と修繕積立金の合計額を3万円と仮定して計算してみると、年間36万円、10年で360万円、それが30年になると約1千万円に膨らみます。こうした視点で管理費・修繕積立金を捉えると、私たちって知らぬ間に膨大な金額を支払っていることに気付けます。

マンションの販売時に不動産会社から、「マンションの本体価格とは別に1千万円の維持費が掛かります」、もしそんな説明を受けたとしたら、きっとマンションを買う人はかなり減ると思います。

負担は小さくみせる

これが不動産会社の戦略的な販売方法になります。だから、発想の転換が必要になります。これは買った後にも言えることです。知人の言葉「甘くみていた」は、そこを見抜けなかったという反省と後悔の言葉に思えます。

前述の1千万円という数字を知れば、少しでも節約して負担を減らしたいという気持ちになりませんか。数字を長期的に捉える、これも発想の転換だと思います。

色んな角度で物事を捉える、そこで何が正しいとか間違ってるとか、それが高いとか安いとか、少し見方を変えるだけで、物事の本質を見極めることができたりもします。

マンション管理って、最少費用で最大効果、これの繰り返しだと思います。そうすることで所有者の負担を軽減することができます。でも実情は違います。何か問題が起きた時とか後で気付くことが多いんですよね。

これは知人との会話の中で、私が再認識させられた学びです。なので、発想の転換とか物事の本質を知るというのは、マンション管理には必要なことだと思います。

 








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