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管理費・修繕積立金

マンション管理|修繕積立金を上げる前にやるべきこと!

2017年5月26日

 

マンションの修繕費は年を追うごとに増える。多くのマンションでは段階的に修繕積立金を値上げしているのが実情であろう。

給与が上がらない、子供の養育費などの家計の負担が増す中で、毎月支払う修繕積立金が値上げされるのだ。

足りないから上げる、そんな理屈で値上げになるのだが、国政の税金と同じ「値上げする前にやるべきことはあるでしょ!」、この考え方をマンション所有者は持つべきである。

本当に足りないのなら上げるしかない、その前にやるべきことをやっていればの話だ。

マンションの所有者の中には修繕積立金の値上げに反対する方がいる。本心は皆さん同じであろう。反対発言が出ると先送りになるケースも多い。先送りになれば、修繕工事ができない。状況によっては、建物の老朽化を早めてしまうことになる。

修繕積立金の値上げ前にやるべきことをきちんとやって、それでも足りないのなら、反対する方の意見は減り、賛同される方が増えると思う。

 

修繕積立金を上げる前にやるべきこと

管理組合の収入源は、管理費、修繕積立金、駐車場使用料、専用使用料などがある。この限られた収入(資金)でマンション管理を行っていかなければならない。管理組合が発足された時点で既にこの収入源となる個別の料金は、分譲会社によって決められている。

だが、この分譲会社の算定した料金が当てにならない。詳しいことはこちらの記事に書いている。



最初の料金設定というのはとても重要である。なぜなら、途中で変更するのは容易ではないからだ。

「この料金設定だからマンションを買った!」、このように言われると返す言葉が見当たらない。普通はそうであろう。だが、その料金設定に間違いがあるとしたらどうだろう。返す言葉がきっとそこに見つかるはずだ。

分譲会社が設定した料金を見直すことが、まず最初にやるべきことではないか。

駐車場使用料を無料、相場よりも安くして販売されるケースがあるが、これは分譲会社がマンションを売るための販売戦略に他ならない。その分管理費が割高になっていることを知るべきである。

売ることしか考えていない分譲会社を象徴するのが、無料の駐車場でありながら、管理規約にこう記述してある矛盾だ。

使用料
駐車場使用料その他の敷地及び共用部分等に係る使用料は、それらの管理に要する費用に充てるほか、修繕積立金として積み立てる。

無料の料金設定でどのように対処すればいいのだろう?

分譲会社は、販売戦略で料金を決めている。そして子会社である管理会社の儲けを考える。そこには「管理組合のために」、それが完全に抜けている。だから管理費、修繕積立金、駐車場使用料にまつわるトラブルが多い。

このブログで何度も語っているのだが、分譲会社が設定した料金を見直すことが、まず最初にやるべきことだ。時間が経過すればするほど後悔が大きなものとなる。

 

見直し=管理の適正化

 

 

 


 



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