語り

2020年問題と大不況の予感?

2017年6月25日

 

最近よく耳にするのが2020年問題、この引き金になっているのが国内の人口減少である。現在、少子高齢化が加速する中で、様々な社会問題を引き起こすスタートの年となろう。

2020年と言えば、東京オリンピックが開催される年なのだが浮かれてはいられない。少し日本経済が好転しているようにみえるが、この東京オリンピック後において、不動産業界、建設業界を始め、大不況が再び到来する恐れがある。

これは不動産業界内で密かに囁かれていることなのだが、今の不動産市況は不動産バルブと言っていい。不動産価格の高騰、地価の上昇、一見すると景気の良さが窺えるが、過去に日本が経験した不動産バルブ崩壊が2020年後に再現されるということだ。

2020年後に地価が下落に転じる、多くの不動産関係者の見解だ。今が踊らされた不動産市況だから私もそうなると思う。

地価が下落すれば、不動産価格も当然に下がる。これが暴落ともなれば金融機関の不良債権問題が再び浮上する。金融機関の貸し渋りが起きると企業の倒産、不動産の流通に大きく影響をもたらす。

2020年というのは日本にとって様々な問題を生む年だということだ。

 

私のひとり息子は今年大学を卒業したが、就職先に困ることなく正直良い時期に就職出来たと思う。新卒を含め企業の求人数は以前に比べ改善されているのだが、これが続くのもあと3年の話になろう。

自分達の住むマンションも他人事ではない。空き家問題、滞納問題、高齢者問題など様々な問題を抱えることになる。

2020年以降、時代に順応できるマンション管理を築き上げていく必要があろう。

 


 

-語り

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 プロフィール

くるみ

くるみ

著者:kurumi

マンションデべロッパー、デべ系管理会社、建設会社勤務を経て、2004年に管理会社設立。
2017年に業界を離れ、今はフリーランスとして活動しています。
元業界人がマンション管理についてしがらみ抜きでガチで語っているので、是非読んでみてください。

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