なぜマンションを選ぶの?
住まいの購入を検討されている方向けに「一戸建VSマンション」という記事がネット上にたくさん存在します。そして本もかなり出版されています。
その中にマンションのメリットとしてよく見かけるのが、一戸建てよりもマンションの方が管理が楽的な記述です。
一戸建ては自分で管理しなければならない、それがマンションの場合だと、管理会社が全てやってくれる…
ところが実際に所有してみると「マンションの管理は大変」、この事に気付かれた方は結構いらっしゃると思います。
所有者の中には、「管理費さえ支払っていればいい」とか、「そのために管理会社がいるんだろ」と、当初の理想「管理が楽」を主張し続ける方もいらっしゃいます。
そんな方たちに限って、マンション管理に全くの無関心であったり、そして管理組合の行事には全く参加されません。
マンションの管理について関心派が2に対し、無関心派は8という実情がそこにあったりもします。
関心派の方たちからすれば、真面目にマンションの事を考えて、総会、理事会に参加し、時間と労力を費やしているのに、一方では全くの無関心、そこで「バカらしくてやってられない」って感じることもあるでしょう。
分譲マンションの管理って、そもそも論になるんですよね。
そもそも皆さん素人でしかも複数の異なる価値観が存在する中で、物事を進めていくことにかなり無理感があります。
仮にそこで物事が決まっても、それに対して文句を言われる方が後に必ず出てきます。
それが分譲マンションの最大の難点だと言えます。
これで終わりにしてしまうと記事のタイトルを変えなくてはいけませんね。「マンションの最大の難点について!」という具合に…(笑)。
結論から先に言いなさいって、以前勤めていた会社の社長や上司に言われたことをふと思い出しました。
ここから本題には入りづらいですね(笑)。
マンションの良さってなんだろう?
かなり遠回りになりましたが「マンションの良さってなんだろう?」、それについて少し考えたいと思います。既にマンションを所有されている方も考えてみてください。
私が思うにマンションの良さというのは、ひとりじゃないってことですね。
確かにマンションでは人付き合いとか管理組合の行事参加は面倒に思えます。
でも、人ってひとりでは生きていけません。「いや違う」って人でも年齢を重ねると必ず誰かを頼るものです。普段生活するなかで同じ住人さんと関わり合いを持つことは少ないと思います。 何かのきっかけで、交流を持つことはあるでしょう。 それが子ども同士の繋がりであったり、日常交わすたわいない挨拶のその先にあったり、災害がきっかけとなったり… マンションは人付き合いが大変だって、私は最初の頃そのように感じていましたが、年を重ねる毎に人付き合いにも慣れ、大きな地震が発生したときなんかは、身近に多くの方がいてくれたので心強かったです。
困ったときに互いに支え合うことができる、それがマンションの良さなのかも知れません。
少しでも役に立ちたいという想いから、毎年の総会には参加しています。そこに義務とか強制という意識が私にあるとしたら、きっと参加しないと思います。
最近、上階の音が多少うるさかったりしますが、一戸建てよりもマンション住まいは居心地が良いと素直にそう思えます。