管理組合が変わらない限り、何も変わらない!

語り

マンション内での出来事|しめ飾りの悲劇!

2018年1月1日

 

 

正月になると必ず思い出すことがある。

5年前にマンション内で起きたあの出来事を…

 

しめ飾りの悲劇

私の住んでいるマンションでは、正月の風物詩である「しめ飾り」「門松」、それらをマンション内で見かけることはない。3年前に起きた、ある出来事がきっかけとなった。

築20年のマンションになるのだが、新築当時から17年間、このしめ飾りについて特段異論もなく、正月になると各家庭の玄関先でよく見られる光景であった。

 

 

ところが3年前にこれに異論を唱える住人が出た。とある住戸の玄関先に門松が2本置かれていたのだが、「共用廊下に物は置けないようになっている」「子供が通行する場所に竹の先端がとがった危険物を置かれては困る」、そのような苦情が上がった。

 

そこで言われた当人は黙ってはいなかった。「玄関扉に設置しているしめ飾りも規約違反ではないのか」「美観も変わる」、両者から管理会社にそのようなクレームが入り、やがて収拾がつかなくなった。

その件で理事会が何度か開催され、そして、その年の通常総会時にこの是非についての話し合いが持たれた。

管理規約には具体的なことは記されていないのだが、共用廊下に私物は置けない、この解釈はいかようにもできる。

門松は床に置く、しめ飾りは壁に設置する、その違いはあるのだが、いずれも共用部分の勝手な使用だと言わたら返す言葉は出てこないし、通行する場所に門松が置かれると危険だと言われたら、それも同じである。

色んな意見が総会の議場で上がったのだが、結果として全ての正月飾りは禁止になった。結果に至った主な理由は、「晴れやかな年の初めに周りに気を遣ってまで飾り付けはしたくない」である。

個人的には、しめ飾りは簡単に撤去できる、危険性を伴うものではない、美観が損なうものでもない、そして一般的な慣習行事として行われていることだから、しめ飾りくらいは良いのではと思う。

色んな価値観を持たれた方が住まれているから、マンション(管理組合・住人間)というのは揉めると怖い、それに尽きる。

端午の節句で飾る鯉のぼりも同じことが言えるのだが、意外とマンションには暗黙されていることが多い。

何かを行う際に「これを行えばこう言われるかも知れない」…

先の先を見据える

この考え方はトラブルを回避する上で必要なことかもしれない。

 

読者の皆様へ

新年明けましておめでとうございます。今年も「間違いだらけのマンション管理」、このブログをご愛顧賜わりますよう宜しくお願い申し上げます。
kurumi

 


 



-語り

執筆者:

関連記事

間違いだらけのマンション管理のブログって?

    私はマンション管理士ではない。マンションデべロッパー、マンション管理会社、建設会社の3つの業界をそれぞれに携わってきた元業界人である。そして今はそれらの業界に属さないマンシ …

住人間のコミュニケーション、その先にあるもの!

私の住むマンションでは、子供からお年寄りまで色んな方が住まれている。誰から押し付けられるわけでもないのに、住人同士の挨拶は絶えることがない。 大人が挨拶すると子供も挨拶するようになる。挨拶から雑談へと …

感謝の気持ちは持ち続けたい!

  マンション管理というのは、多くの人に支えられそれが成り立っている。その人たちの協力があるから、安全で快適な暮らしが守られている。   今の私は、何のしがらみのないマンション所有 …

モンスタークレーマーだと決めつけるその前に!

昔からよく耳にする「クレーマー」という言葉、これが最近では「モンスタークレーマー」という言い方に変わってきた。きっと、そこには圧倒的な存在感と影響力を持つ「モンスター」がいるのだろう。もちろん違う意味 …

2020年問題と大不況の予感?

  最近よく耳にするのが2020年問題、この引き金になっているのが国内の人口減少である。現在、少子高齢化が加速する中で、様々な社会問題を引き起こすスタートの年となろう。 2020年と言えば、 …

余白




余白

余白

プロフィール

著者:kurumi

元マンション業界人がマンション管理について本音で語るブログです。

余白

余白

余白

閲覧記事ランキング

カテゴリー

アドセンス広告




pagetop