あのパナソニックを一代で築き上げた「松下幸之助」、経営の神様として称され、彼が残した功績、そして経営哲学は後世に語り継がれています。
私がマンション管理会社に就職したての頃、失敗ばかりして自虐感情が拭えない日々が続いていました。それを見かねた担当先マンションの住人さんからいただいた言葉が、今でも私の心に刻まれています。
失敗する人は成功するからな
あんた少しは勉強しなはれ
それまで嫌々読まされた経済新聞、大好きな漫画の本、フィクションの小説以外に読んだこともなかった著名人の人生哲学、経営哲学の本をそれをきっかけに読むようになりました。
今では、自宅の本棚にあるのは著名人の哲学書ばかり(笑)、その中に松下幸之助に纏わる本が20冊以上あります。そこで見つけた松下幸之助の奥の深い名言があります。それを皆さんにご紹介します。
誰でもそうやけど、
反省する人は、きっと成功するな。
本当に正しく反省する。
そうすると次に何をすべきか、
何をしたらいかんかということが
きちんとわかるからな。
それで成長していくわけや、
人間として。
当時の私は、自分を責めることが反省だと大きな勘違いをしていました。自分を責めてもそこで得られるのは虚しさだけ。そんな心境で仕事をやるから同じような失敗が何度も繰り返えされる。
失敗の原因が何なのか、そこを意識するようになってから、失敗はかなり減りました。そこで正しく反省することの重要性を身をもって知りました。
「失敗は成功のもと」ってよく言われますが、そこに「反省して改善する」という意識が欠けると、単なる励ましの言葉で終わります。
何か失敗したときに、この名言を思い出していただけたら幸いです。