マンションに長く住んでいると気付くことがある。一つ屋根の下に共に暮らすたくさんの人たちがいるってこと。
私はマンションに20年以上住んでいるのだが、顔なじみの住人たちと毎日たわいのない挨拶を交わしている。話し相手がいるって本当にうれしく思う。それに家族以外の住人から、仕事から帰ってきたときに「お帰りなさい」「お疲れ様」という労いの言葉をいただける。
若い頃は、マンション内で人に会うと会釈程度の挨拶しかできなかったのだが、今では何でも話せる多くの住人(仲間)がいる。身近に相談相手がいることに幸せを感じている。
長く住んでいるとマンションの子供たちの成長していく姿を見ることができる。私には息子がひとりいるのだが、子供の成長はとにかく早い、つくづくそう感じさせられる。
マンションの良さというのはたくさんある。困ったときに助けてくれたり、アドバイスしてくれたり、色んな職業の方が住まれているので勉強になることが多い。
コミュニケーションを図るとマンション生活が楽しくなる。若い頃には全く気付かなかったことだ。
防犯、地震、自然災害、こういうときに住人の結束力は高まる。いざというときに頼りになるのも住人だ。
みんながいるから安心して暮らせる。互いに助け合えるのがマンションの良い所だと思う。