防災対策

台風は本当に怖い!平成元年台風19号から得られた5つの教訓!

2019年10月17日

 

予測不能、それが天災の脅威

台風というのは毎年夏から秋にかけて20~30発生し、その多くが日本列島に接近しています。そこで台風の進路などの様々な情報を私たちはニュースなどで知り得ますが、その台風による被害まで予想するのは困難です。

 

令和元年台風19号においては、数十年に一度という「これまでに経験したことのない危険な台風」という報道が気象庁よりなされ、テレビやネット上のニュースで取り上げられました。そして私の想像を遙かに超える甚大な被害に見舞われました。

自然の猛威には逆らえない…

河川の氾濫を目の当たりにしたときに、人の手では防ぎきれない、そして誰にでも容赦なく襲い掛かることを改めて痛感しました。

 

今回の台風でも発信された緊急速報メール…

 

▶ 警戒速報
▶ 河川氾濫発生
▶ 警戒レベル5
▶ …命を守るための適切な防災行動をとってください…

 

災害に関わる速報というのは、国や自治体、民間のテレビ局がそれを報じますが、その目的は「いち早く身を守る」にあります。

しかしながら、速報を入手しても冷静になって行動に移せる人ってそうはいないと思います。今回のアラームメッセージで「命を守るための適切な防災行動をとってください」、テレビでもこの呼びかけがありましたが、そう言われても具体的にどのように対応すればよいのか正直困惑します。

河川氾濫発生、もうその時には外に出られない可能性がありますし、どこに避難すれば良いのか判断に迷います。

 

今回の台風19号で得られた教訓…

▶ 国や自治体の防災対策には限界がある
▶ 自分の身は自分で守らなければならない
▶ 避難のタイミングというのは周りからの声掛けがなければ自分で判断するのは難しい
▶ 天災に応じた避難場所の事前確認と防災訓練の必要性
▶ 天災への備え

特に周りからの声掛けはとても重要だと思います。

 


 

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 プロフィール

くるみ

くるみ

著者:kurumi

マンションデべロッパー、デべ系管理会社、建設会社勤務を経て、2004年に管理会社設立。
2017年に業界を離れ、今はフリーランスとして活動しています。
元業界人がマンション管理についてしがらみ抜きでガチで語っているので、是非読んでみてください。

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