語り

自分の子供から学んだこと!

2019年8月10日

 

自分はダメ人間…

自分なんて価値がない…

そのように思っている自尊感情(自己肯定感)の低い子供が年々増えていると聞きます。

成長過程の子供に対して「そんなことをしたらダメ」、これを連呼されると子供は「自分はダメ人間なんだ」、そのように自分に自信が持てなくなるそうです。

これは子供だけではなく、大人にも言えることだと思います。

会社でいつも怒られていると「自分はダメ人間」「仕事の出来ない人間」、そのように感じるようになり、自尊感情が低くなり、仕事が上手く行かなくなる…

 

自分の子供から学んだこと

私の幼少時代、両親からの期待が重くのしかかった…

どうして出来ないの!

褒めることを全くしない両親だったから、当時を振り返れば自尊感情を持てずに他人の顔色ばかり気にする子供でした。自信が持てずに自分はダメ人間だと感じることが多かったです。

何かやろうと思っても、怖くて前に進めず、結局は親の言うことに従って、まるで鳥かごの中にいるような気分でした。

そして、私が子を持つ親になり、気付けば同じ接し方を子供にしていました。子は親の背中を見て育つ、まさしくそれです。

私は子供を叱ることがしつけだと感じていました。ですが、それが間違っていることに気付かされました。そう、子供にとって重くのしかかるプレッシャーでしかないことに気付いたからです。

私が最初にお世話になった会社の社長から褒めることの大切さを教わりました。そこで子供に対する接し方を考えさせられました。その後、子供に対して、肯定的な言葉や態度で接するように努力するようになりました。

きっと周りからは親バカと言われるでしょうが、思いやりを持った子に育ったと思います。

親から信用されていたから裏切れない、学生時代にそのような感情を持っていたことを社会人になった子供から聞いた時に、褒めることの大切さを再認識させられました。

人は褒めることで成長し、自信が持てるようになったり、人や社会への信頼感を強く持てるようになったりもします。

ここはマンション管理のブログサイトなので、これを管理会社に用いれば、管理組合の皆さんが管理会社を褒めることで裏切れないという感情が芽生え、管理会社の対応がもっと良くなるかも知れません(笑)。

管理会社で働く社員たちも人である以上、子供と何ら変わりませんから。

私の管理会社時代に自分たちを褒めてくれる理事長や管理組合に対して、もっと頑張ろう、信用されているから裏切れない、そのような感情を覚えました。

正直に言えばその逆の感情もありました。どうせ信用されていないから、それが先に立てば、事務的なサービスに終わってしまいます。

人生って、褒め合うことも時には必要だと思います。

 


 

-語り

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 プロフィール

くるみ

くるみ

著者:kurumi

マンションデべロッパー、デべ系管理会社、建設会社勤務を経て、2004年に管理会社設立。
2017年に業界を離れ、今はフリーランスとして活動しています。
元業界人がマンション管理についてしがらみ抜きでガチで語っているので、是非読んでみてください。

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