誠実とは…
よく見聞きする言葉であるが、あらためて辞書を引きてみると、
「真心をもって人や物事に対すること」
「偽りがなく真面目なこと」
そのように書かれている。
この言葉はよく企業理念で用いられるのだが、果たしてその実態は如何なものか…
マンション管理会社もまた、この「誠実」という言葉を用いている。
真心をもつ、偽りのない、真面目さ、この3つを備え持つ管理会社は果たして存在するのだろうか。
元業界人の私が知る限り存在しないように思えるが…
このように書くと業界反発を食らうだろうが、元業界人として素直な意見であり、あくまで個人的な意見である。全ての管理会社を知っているわけではないから、私の知る限りという範囲に留めておく。
誠実さというのは、マンション管理会社には欠かせない。本当に必要だと思う。
逆にそれを持たずして、適正なマンション管理は行えない。もし今行えているとしても、いつか顧客からそれを見抜かれる日が来るだろう。
メッキは剥がれる…
この言葉とおりに…
私は上辺だけの人を見ていると不快に感じる。誠実さが微塵も感じられない。
サラリーマン時代にそんな上司の下で働いていたのだが、マンション管理の実務経験を積んで感じたことは、管理会社の仕事を本当に軽視している。それは顧客である管理組合を軽視しているのと同じことだと感じた。
だから、行き違いや仕事上のミスが多く顧客とのトラブルが絶えなかった。
管理会社って役職が上がるほど、この誠実さは欠かせない。本当に…
管理会社の良し悪しの判断は、この誠実さがひとつの大きな物差しになると思う。